赤ワインを温めて飲むとヴァンショーとよばれ、赤ワイン独特の渋みを抑えられてワインが苦手な人でも美味しく飲めるようになります。
今回はホットワイン(ヴァンショー)の基本とアレンジレシピを紹介していきます。
ホットワイン(ヴァンショー)のおすすめレシピ
ヴァンショーの基本レシピは以下の通りです。
赤ワイン | 180ml |
はちみつ | 大さじ1 |
レモンorオレンジ | 薄切り1枚 |
シナモンスティック | 1本 |
クローブ | 2本 |
ヴァンショーは、アルコールをとばしているので口当たりがマイルドになります。はちみつやフルーツの甘みも生まれ、ワインに苦手意識がある人や甘口が好きという人にもおススメです。
誰でも簡単に作れてアレンジも豊富なヴァンショー。以下のレシピを参考に自分好みの味を探してみてください。
赤ワインはライトな甘口がGood
ヴァンショー作りのポイントは「ライト・ミディアム・フル」の3種類のうちライトボディを使う点です。
ライトボディのワインは口当たりが軽くフレッシュな味わいで、赤ワイン特有の渋みが少ないです。
温めることで更に渋みが薄まるので、これまでワインを敬遠してきた人にもおすすめできます。
フルーツは果汁でも果肉でもOK
入れるフルーツは、そのまま入れるだけでなく絞って果汁だけ入れても美味しいです。
皮ごと入れれば柑橘系由来の苦みも相まってオトナな味わいになり、果汁のみならよりマイルドな味で飲めます。
フルーツを入れるときはワインと一緒に温めるのではなく、飲む直前に加えるとフレッシュな味わいに仕上がります。
スパイスはお好みで
スパイスを追加するのは、香りが立つだけでなく体をじわじわと温めてくれる効果があるからです。
シナモンスティックやクローブを入れると奥行きのある甘さやスパイシーな香りがきわ立ちます。
スパイシーな香りは苦手だという人は、ショウガに変えるとまた違った味わいを楽しめるので試してみてください。
ヴァンショーのアレンジ
ヴァンショーの面白い点は、レシピをいくらでもアレンジができる点です。
甘口が好きな人はより甘く、スパイシーな香りが苦手な人ならあえてスパイスを入れないといった自分好みに調整が自由にできます。
ここからはアレンジレシピの例を紹介していきます。参考にして自分が好きな味をたくさん試してみてください。
ブドウでノンアルコールヴァンショーにアレンジ
ワインのアルコールが苦手な方や20歳未満の方には、赤ワインではなくブドウジュースをベースに作りましょう。
材料の赤ワインをブドウジュースに変えるだけで、ノンアルコールヴァンショーに早変わりです。
温めたブドウジュースにスパイスやフルーツを混ぜると、フルーティーさもありながらスパイシーな風味に仕上がります。
カシスを入れれば苦みがマイルドに
はちみつや砂糖の代わりにカシスシロップを加えると、口溶けがまろやかになり独特の甘みが出て飲みやすくなります。
カシスはオレンジによく合うため、ワインが苦手な人でも飲みやすい味わいです。
ただしかなり飲みやすくなってしまうので、アルコールが一部飛んでいるといって飲みすぎには注意してください。
イチゴやリンゴで甘み倍増
ヴァンショーに使うフルーツは柑橘系が多いですが、イチゴやリンゴなどの甘みの強い果物をいれるアレンジもおすすめです。
弱火でじっくりフルーツにとろみがでるくらいに煮ることで、独特の甘みが出て甘党の方でも大満足な味わいになります。
果物を生でなくドライフルーツやジャムにすると、より甘さがきわ立ちます。
寒い冬にはヴァンショーでホッと一息
ヴァンショーを作るときに一回ずつ材料を用意するのが手間で容器に作り置きしたくなりますが、それは要注意です。
ワインにフルーツを漬け込んで長時間置いてしまうと発酵が進み、酒税法に触れる可能性があります。
一度に飲む分だけ用意して、少しずつ飲むようにしてくださいね。