-
おせちはお酒に合う?正月料理でペアリングを楽しもう!
正月の楽しみのひとつであるおせち料理。家族や親戚、大切な人と集まりワイワイとおせちやお酒を楽しむ時間は特別感のある幸せなひとときです。
しかし楽しい反面に「おもてなしのおせちやお酒は何を用意しよう?」、「手土産のお酒はどうしよう?」と用意する料理やお酒、手土産に頭を悩ませてしまった経験はありませんか?
今回は正月におせちとお酒を楽しむ予定の方に向けて、正月料理とお酒のペアリングを紹介します。
おせち料理は何のためにたべるのか?
正月の定番である”おせち”は、もともと神様への供物料理でした。正月に歳神さまをお迎えし、新年に幸せがやってくるようにと願いを込めて供えられました。
今でも「めでたいことを重ねる」、「福が重なる」という願いが込め、おせちを食べる文化が現代に引き継がれています。
お重箱に詰められた料理の数々にもそれぞれの意味や願いが込められており、縁起をかついだ食材を使用しています。
おせちと一緒に飲みたいお酒
おせちの中にはさまざまな料理が彩りよく入っており、お酒のおつまみにもぴったりです。
野菜や魚介類、お肉などを使用した、さまざまな料理をつまみながらお酒を楽しむ時間は至福のとき。
家族や親戚、友人と大勢で集まる方は、数種類のお酒を用意しておせちとペアリングを楽しむのも素敵ですよ!今回はおせちと相性抜群のお酒を紹介します。
ビール
乾杯で飲むお酒といえば、やはりビールですよね。複数人でおせちを楽しむならば、定番のビールは必ず用意しておきたいお酒のひとつです。
ビールはフードライクなお酒なので、どんな種類のおせち料理とも相性抜群です。ビールの風味が料理の味わいを深め、より素晴らしいものにしてくれます。
おせちとあわせるならば、繊細な和食の味付けが引き立つビールを選択しましょう。おすすめは国産ビールやすっきりフルーティ―な味わいのホワイトエールです。
日本酒
伝統的な日本の食材が詰まったおせち料理は、同じく伝統的なお酒である日本酒とよくあいます。米のふくよかな旨みやまろやかさが、食材の風味を引き立て奥深い味わいを楽しめます。
魚介類を豊富に使用しているおせち料理には、ワイングラスで日本酒を楽しむのもおすすめ。グラスを使用することで、お米の旨みや華やかさが強調されて日本酒の魅力がより感じられます。
ワイングラスで日本酒を楽しむのであれば、『甘-kan- ライスワイン』がおすすめです。
山田錦を100%使用した柔らかな味わいの日本酒で、グラスに注ぐとまったり感と奥深い米の甘みが口の中に広がります。ワインのように余韻を楽しめるリッチな日本酒です。
ワイン
和食とワインをあわせるイメージが結びつかない方も多いかもしれませんが、非常に相性がよい組み合わせです。ワインはもちろん、おせちのお供にもよくあいます。
現代ではお肉メインのおせちも多いですよね。楽しむおせちにあわせてお肉メインなら赤ワイン、魚介類メインなら白ワインとお料理の雰囲気にあわせてワインを選ぶとより美味しくいただけます。
赤ワインと白ワインで悩んだ場合はスパークリングワインもおすすめ。お肉や魚介類とよくあうのでバラエティ豊かな食材に対応できます。
またスパークリングワインは泡がグラスが立ち上ることから、『幸福が絶え間なくつづく』といわれており縁起がよいとされています。
ワインは華やかな印象もあるので、1年の始まりを祝う正月に相応しいお酒です!おせちとワインをあわせたことが無かったという方も、来年の正月はワインを試してみてはいかがでしょうか?
おせち料理はお酒に合う?
おせち料理は日持ちがするように味わいをしっかりとつけた料理が多く、お酒のおつまみにもぴったりです。
バラエティ豊かな料理が詰まっているので、さまざまなペアリングを楽しめるのが魅力的。正月はお酒とおせち料理のさまざまな組み合わせを楽しんでみてはいかがでしょうか。
お酒と料理のマリアージュを楽しもう!
バラエティ豊かな料理がひとつのお重箱にぎゅっと詰まったおせち。ここまで種類豊富な料理を一度に楽しむ機会はなかなか巡ってこないですよね!
今回はお酒とおせち料理の相性のよいペアリングを紹介します。ぜひ正月はいろんな種類のお酒を用意して、食卓を囲む方々と食事とお酒のマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか。
数の子×ビール
プチプチとした食感が楽しい数の子は、正月ならではの食材ですよね。二シンの魚卵でつくられ独特の風味を楽しめる数の子は、“子孫繁栄”の願いが込められた料理です。
魚卵らしいコクや旨みが強い食材なのでキレのあるビールとよくあいます。ビールのほろ苦さやキレのある味わいが、数の子の磯の風味を和らげより食べやすくなります。
ビールと一緒に数の子を食べて磯の風味が和らぐことで味付け自体も際立つようになり、バランスのよいマリアージュになります。
黒豆×黒ビール
黒豆は”マメに暮らせますように”という願いを込められています。ふっくらとした食感と優しい甘さが魅力的な1品ですよね。
甘みがあるため「お酒にはあわないのではないか」と思っている方も多いかもしれませんが、意外とおつまみにぴったりな料理です。
おすすめの組み合わせは黒ビールと黒豆。濃厚でコクの強い黒ビールは、黒豆の優しい甘みとよくあいます。
黒ビールはソーセージなどの肉料理とあう印象が強いので意外だと思った方もいるかもしれません。しかし黒ビールはロースト香やほんのりと甘みがあるので、意外にも甘い味付けと相性抜群です。
海老×日本酒
“健康長寿”の願いが込められた海老は、おせち料理の花形ともいる存在です。
おせちではうま煮として出汁や醤油で甘く味付けしたものが一般的。出汁や醤油の風味が際立つ、深みのある味わいにあわせるのであれば日本酒との組み合わせがおすすめです。
日本酒の豊かな米の風味が海老の旨み成分やうま煮の味付けによくあいます。日本酒と海老の両方のよさを引き立てあうマリアージュをお楽しみください。
昆布巻×日本酒スパークリング
昆布は”よろこぶ”との語呂あわせで、縁起物として古くから食べられている食材です。当て字で「子生(こぶ)」と書けることから、子孫繁栄の意味あいもあるといわれています。
甘辛く煮た味わい濃厚な昆布巻は、スパークリングワインの爽やかさとよくあいます。磯の風味や濃厚な甘辛い味付けを果実味がつつみ込み、より風味を際立たせます。
スパークリングワインを飲むことにより後味もすっきりとするので、濃厚な味わいを一旦リセットして次のお料理をクリアな状態で楽しめます。
栗きんとん×コクあり白ワイン
栗きんとんは漢字では「栗金団」と書くことから、”金運・勝負運”を願う縁起物として食べられています。栗の食感と上品な甘みが魅力で、スイーツのようなご褒美感があるおせち料理ですよね。
スイーツのような甘みとホクホク感のある栗きんとんには、コクのあるこっくりとした味わいの白ワインがよくあいます。
白ワインの濃厚な果実味やロースト香が、栗の素朴な味わいを引き立ててくれる至高のマリアージュです。
だて巻き×甘口スパークリングワイン
古い時代の巻物を連想する形状のだて巻きには”学業成就”の願いが込められています。
出汁の奥深い味わいと甘みのある味わいが魅力的なだて巻きには、甘口スパークリングワインがよくあいます。お互いの甘みが綺麗に調和し、炭酸のシュワシュワとした爽快感が食欲をそそります。
正月のおせちをはじめとしたご馳走がたくさん並ぶなか、だて巻きと甘口スパークリングは箸休めにぴったりなふっと癒やされるマリアージュですよ!
おわりに
今回は正月の定番料理であるおせちとお酒のおすすめペアリングを紹介しました。
新年の訪れを祝う、年に1度の特別なイベントである正月を美味しいおせちとお酒を準備して、思いっきり楽しんでみてはいかがでしょうか。
明るい気持ちでよい新年のスタートを切れること間違いありません!