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ワインの栓を代用するには?ストッパーがないとき保存方法解説!
ワインを開けて飲み切れないとき、栓をどのようにして保存するのが良いのでしょうか。
この記事ではワインに栓をする理由やコルクを栓として使って良いのか、ワインストッパーがないときの代用品などを紹介します。これまでワインの栓に困った経験のある方は、ぜひ参考にしてください。
ワインにはなぜ栓をしなければいけない?
ワインを飲むとき、グラスに注いでくるくると回すとワインの香りや風味の変化を楽しめます。これはワインが空気に触れることで酸化し、状態が変化しているからです。
開封したワインに栓をしないと、酸化が進み風味が損なわれていきます。美味しい状態で保存するためには、しっかりと栓をして空気に触れなさせないことが重要です。
また発泡性のあるワインなどは開封したままにすると気が抜けてしまいます。栓をして密封することで泡を残して保存ができます。
コルクをもう一度詰め直しても良い?
開封したワインを保存する際、もともと栓として詰められていたコルクを再度詰め直す方法があります。「再利用で大丈夫?」と思う方もいるかもしれませんが、コルクでしっかりと閉めておけば数日間の保存なら問題ありません。
ただししっかりと閉めないと液漏れしたり、酸素が入って過剰な酸化の原因になったりするため注意が必要です。
コルクには開封時に空いた穴や目に見えない空気を通す穴があります。コルクにラップを巻いてから栓として再利用すると、空気を通す穴を塞いで気密性が高まるためおすすめです。
また発泡性ワインのコルクの場合は赤・白ワインとは形状が異なり、一度抜いたコルクを再度瓶に詰め直せません。そのため別のものを栓として代用しましょう。
ワインの栓の代用品3選
ワインに栓をする場合、身近なものが代用品になります。もともとしてあったコルク以外のもので、栓をする方法を紹介します。
代用①:ラップをする
ラップを栓の代用品として使えます。
ワインボトルの口を2重にしたラップで覆い、輪ゴム2~3本できつく縛ります。こうすることでワインの酸化を防止したり、発泡性ワインなどの気が抜けたりするのを防止できます。
ただし密封性はそれほど高くないため、長く保存せず早めに飲み切るようにしましょう。
代用②:キッチンペーパーを詰める
キッチンペーパーは空気を通す素材ですが、水を含ませることで密封性の高い栓になります。
まずキッチンペーパーを4つ折りの帯状にしてくるくると巻き、ワインコルクのような形状にします。軽く水で湿らせたらしっかりと絞り、ボトルに詰め込みます。
水分を含み過ぎているとボトルに詰め込む際に水がワインに入る可能性があるため、しっかりと絞ることがポイントです。
代用③:ペットボトルに移し替える
ワインボトルより容量が少ないペットボトルに移し替えることで空気に触れる面積を減らし、ワインを美味しく保存できます。
ペットボトルに移す場合、容器の中を真空の状態に近づけることが重要です。ワインの量が容器のキャップ近くまであれば、空気に触れる面積が小さいためそのまま保存できます。
もしペットボトルの半分くらいまでの量しかない場合、容器を適度に潰して真空の状態にしてからしっかりとキャップを閉めて保存します。
ただし発泡性のあるワインにはこの方法はおすすめできません。移す際にせっかくの泡が抜けてしまうため、スパークリングワインなどはもともとのボトルで保存するのが無難でしょう。
ワインストッパーは100均でも買える
ここまでワインストッパーの代用品を紹介しましたが、よくワインを飲む方はワインストッパーを買っておくと非常に便利です。
ワインストッパーを使うメリットは、コルクや代用品で栓をするより密封性が高まることです。コルクや代用品は微量ではあるものの空気を通してしまうため、酸化が進みワインの風味を損ねる可能性があります。
開封したワインを翌日以降も美味しく味わいたい方には、ワインストッパーの購入がおすすめです。ソムリエが使うような本格的なものは高価ですが、家庭で使うにはまず100均などにあるお手頃なものから試してみると良いでしょう。
まとめ
ワインのおいしさを保つためには空気に触れさせないことが重要です。
そのためコルクを再利用したり代用品で栓をしたりする場合は、空気がワインボトルに入らないようにしっかりと閉めましょう。
またペットボトルに移す場合も、可能な限り真空の状態にすると開封時に近い状態で保存が可能です。
ワインをよく飲む方や保存状態にこだわる方には、手軽に密封できるワインストッパーの購入がおすすめです。ぜひ検討してみてください。