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濃厚甘い白ワイン“デザートワイン”を楽しもう!種類やおすすめおつまみも紹介

豆知識

渋みがなくて飲みやすく濃厚な甘みが魅力的なデザートワインは、初心者から通の方まで夢中にさせてしまう人気のワインです。

しかし、「まだ飲んだことがない」「デザートワインの種類が多すぎて何を購入すればよいかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

本記事では、デザートワインの魅力や種類、ワインに合うおすすめおつまみを紹介します。デザートワインに興味がある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

デザートワインの魅力

デザートワイン

食後酒の定番であるデザートワイン。一度飲むと虜になってしまう方も多いですが、いったいどのような魅力があるのでしょうか?

濃厚な甘みと余韻が楽しめる

デザートワインは濃厚な甘みと長い余韻が魅力です。

デザートワインの種類により程度は異なりますが、蜂蜜や蜜りんごのような濃密な甘さが感じられます。甘みが強いため余韻が長く続き、飲んだ後も美味しさが続くのです。

また、余韻が長いためペアリングするときに味わいの印象が強く残り、フードのよさが引き立ちやすくなります。

開栓後も長く楽しめる

糖度や粘度の高いデザートワインは、通常のワインに比べて酸化しにくい特徴があります。酸化しにくいため、開栓後も通常のワインと比べて風味が変わりやすく日持ちが長いです。

通常のワインであれば、開栓後は2~3日以内に飲み切るのが望ましいところ、デザートワインは2週間程度も保存できます。

「ワインを2~3日で飲み切れず購入を断念している」という方も、デザートワインであればちょっとずつ飲めるのでおすすめですよ!

少量でゆっくりと楽しめる

デザートワインは、少量をゆっくりと楽しめるところが魅力的。日持ちが長いので、一気に飲み切るというよりは少量ずつ毎日楽しむのがおすすめの楽しみ方です。

「そんなに美味しいのならすぐ無くなるのでは?」と思う方も多いでしょう。しかし、デザートワインは、少量を舌で転がすようにゆっくり飲むのが通の楽しみ方です。

強い甘みと余韻をもつデザートワインは満足感が高く、少量でもゆったりとした極上のワインタイムを満喫できますよ。

デザートワインの種類を紹介

デザートワイン

濃厚な甘みと余韻があり、1杯で満足感も高いデザートワイン。「試してみたいと思っているけれど、種類が多くて何を買えばいいかわからない!」と悩む方も多いのではないでしょうか?

ここでは、デザートワインの代表的な種類をご紹介します。

貴腐ワイン

貴腐ワインとは、”貴腐ぶどう”という糖度の高いぶどうを原料に造られるデザートワインです。

貴腐ぶどうとは、「セミヨンなどの辛口ワインを造るときに使われるワイン用ぶどう品種に貴腐菌がついたもの」をいいます。

糖度が高くなるのは、果皮に貴腐菌というカビの1種が付着するからです。貴腐菌がぶどうに付着すると果皮に穴が開き、空いた穴から果実内の水分が蒸発してぶどうはレーズン状になります。

結果として蒸発せず僅かに残った果汁に糖度があつまり、濃厚な甘みをもつ貴腐ぶどうができあがるのです。

貴腐ワインの味わいは極甘口で、蜂蜜のような濃厚な甘みとトロっとした粘度があります。余韻が長く力強い味わいなので、一口飲むだけでも十分な満足感です。

アイスワイン

アイスワインは、結実した状態で自然に凍結したぶどうを絞って造るデザートワイン。

ぶどうが凍結するのは-8度前後まで気度が下がる必要があるため、寒さが厳しいドイツやカナダなどでしか収穫できない非常に希少なワインです。

アイスワインは、夜間にぶどうが凍結すると、溶ける前に急いで収穫&圧搾しなければ造れません。

大変な手間と労力がかかるため、アイスワインはほかのデザートワインよりも高価になりがちですが、濃厚な甘みと爽やかな味わいのバランスがよく人気が高い銘柄です。

レイトハーベスト

レイトハーベストは「遅詰み」という意味で、収穫を限界まで遅らせて糖度が高くなったぶどうで造るデザートワインをいいます。

収穫を遅らせるメリットは、果実の旨みや糖度が増し凝縮感が強くなることです。

貴腐ワインやアイスワインと異なり、寒さや菌の発生する環境要因などの条件がないため、世界各国で造られています。

造りやすいワインであることから、デザートワインのなかでも安価で気軽に購入できるところも魅力的。

レイトハーベストはアロマティックなぶどうと相性のよいため、ゲヴェルツトラミネールやリースリングが定番品種です。親しみやすい価格ながらも、リッチで華やかなアロマと濃厚な甘みを楽しめます。

ストローワイン

ストローワインとは、干しぶどうから造られるデザートワインです。ストローとは藁という意味で、収穫したぶどうを藁のうえで乾かし干しぶどうにしています。

果実の水分が飛び残った果汁に糖分が凝縮されるため、絞ってワインにすると濃厚な甘みを持つデザートワインに仕上がるのです。

ストローワインは、ドライレーズンを思わせる濃厚な果実味と華やかなアロマが魅力的。ドライフルーツのニュアンスがあるため、ブランデーケーキやシュトーレンなどの焼き菓子とよく合います。

デザートワインにあうおつまみ3選

デザートワインは濃厚な甘みが魅力的なので、甘さを利用したペアリングがおすすめです。

ここではデザートワインに合うおつまみを紹介します。

ブルーチーズ

ブルーチーズ

ブルーチーズは、デザートワインの甘さを利用するペアリングの定番です。

ブルーチーズは甘みと相性がよく、チーズに蜂蜜をかけて食べるという王道の楽しみ方があります。蜂蜜を思わせる甘みや粘度があるデザートワインと相性抜群です。

ブルーチーズを食べるときは蜂蜜の代わりに、デザートワインと合わせて楽しんでみてくださいね!

ミックスナッツ

ミックスナッツ

ミックスナッツの香ばしさや塩気はデザートワインの風味を引き立てるため、非常に相性のよいおつまみです。

ミックスナッツの塩味が甘さを引き立たせたり、香ばしさが味わいに深みを与えたりとデザートワインの魅力を引きだしてくれます。

生ハム

生ハム

生ハムもデザートワインと非常に相性のよいおつまみのひとつです。

生ハムは”生ハムメロン”や”生ハムと桃のカプレーゼ”など、フルーツと組み合わせる楽しみ方が人気ですよね。デザートワインは濃厚な果実味が魅力的なので、フルーツと相性のよい生ハムとよく合います。

生ハムの塩味がデザートワインの甘みを引き立て、リッチな味わいを楽しめます。

おわりに

デザートワイン

デザートワインは飲みやすさや保存性の高さから、普段お酒を飲まない方にも人気のワインです。

まだ飲んだことがないという方も気になるデザートワインを購入して、魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

きっと濃密な甘みに、癒やされること間違いありません!

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