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ワインに氷はNG?メリットや美味しく飲むためのポイントを徹底解説!

豆知識

ワインに氷を入れて飲むのは邪道なのでしょうか。「氷をいれたほうが飲みやすいのでは?」「氷を入れれば、渋みの強いワインも楽しめるのに」と感じている人もいらっしゃるでしょう。

本記事では、ワインに氷を入れることがNGなのかについて解説します。氷を入れて美味しく飲むポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

ワインに氷を入れるのは邪道?

ワインに氷は邪道?

白ワインは冷やして飲むことが基本です。つまり氷を入れるのは、まったく邪道ではありません。

とくにワインの本場ヨーロッパでは、夏に氷を入れたワインを水代わりに飲むのが一般的になっています。氷を入れたうえに、ワインを炭酸水や水で割って飲むのも人気です。

日本でもマナー違反ではありませんが、人によっては違和感を感じる場合があります。初対面の相手と飲む場合や、大人数のパーティでは避けたほうがいいかもしれません。

氷を入れてワインを飲むメリット

ワインに氷を入れるメリット

ワインに氷を入れるメリットは多くあります。柔軟で多様なワインの楽しみ方を発見できるはずです。

ワインが苦手な人でも、氷を入れて飲めば飲みやすくなります。

ワインが冷えて適温になる

赤ワインは常温で飲むのが常識とされていますが、それはヨーロッパでの話です。ヨーロッパは夏でも気温が20℃前後で乾燥しています。

高温多湿の日本での常温だと、味がぼやけるリスクがあるので冷やして飲むのが適切です。

ワインを美味しく味わうには、適正な温度で飲むことが重要です。美味しく飲める温度はワインの種類や飲む季節、地域によって異なります。

赤ワインを冷やせば、酸味やタンニンが引き締まる効果があります。また白ワインやスパークリングは、冷えると酸味やフレッシュさが際立つのが特徴です。

渋みが緩和される

氷を入れると、ワインが薄まり渋みが緩和されます。

赤ワインは冷蔵庫などで冷やし過ぎると苦みが強くなるため、常温で飲むことが推奨されています。しかし氷を入れて冷やすとワインが薄まるので、苦みや渋みの発生を抑えつつ温度を下げられるのです。

アルコール度数が和らぐ

氷が解けてワインが薄まれば、アルコール度数も和らぎます。のど越しもよくなり、すっきりと飲みやすくなるでしょう。

とくに暑い日にアルコール度数の高いワインを飲むのは、少し重たい印象があります。氷を入れて飲みやすくすれば、爽快にワインを味わえるはずです。

ワインに氷を入れて飲む場合の注意点

氷を入れたワイン

氷を入れてワインを飲むのは、さまざまなメリットがあります。しかし、氷が解けて薄くなったり炭酸が抜けやすくなったりする点は、デメリットです。

氷を入れて飲む際の注意点について解説します。

氷が解けて薄くなる

氷が解けるとワインが薄くなり、本来の風味やバランスが変わってしまいます。時間が経つほど解けて薄くなるので注意が必要です。

氷を入れたらなるべく早めに飲み切りましょう。スーパーやコンビニに売っているような解けにくい氷の使用もおすすめです。

スパークリングワインは炭酸が抜けやすくなる

炭酸飲料すべてに共通しますが、氷を入れると炭酸が抜けやすくなります。スパークリングワインの醍醐味ともいえる泡や、口に含んだ時の爽快感が早く損なわれてしまうため残念です。

スパークリングワインに入れるときは、不純物の少ない市販の氷など、解けにくい氷を使用するようにしましょう。また細長いグラスに注ぐと、炭酸が早期に抜けるのを防げます。

氷を入れたワインを美味しく飲む方法

ワインに氷を入れて飲む際の注意点

ワインに氷を入れると、冷やされて飲みやすくなるのが大きなメリットです。

ここでは氷を入れるメリットを活かしつつ、デメリットを解消する方法をご紹介します。

ワインに入れる氷を選ぶ

解けにくい氷を使用すれば、薄くなるスピードを遅らせることができます。

表面積が少ない球体の氷や、不純物が少ない氷を使用しましょう。水道水を一度沸騰させて氷にするだけでも、不純物はある程度取り除けます。

またステンレスや天然石などで作られたアイスキューブなら、解けずに何度も使用可能です。

ただしご自分で氷を作ったり特別な氷を用意したりするのは、手間がかかります。気軽に解けにくい氷を用意するなら、スーパーやコンビニで売られているロックアイスがおすすめです。

市販の氷は不純物が入らないように作られているため、簡単にワインに適した氷が手に入ります。

ワイングラスを選ぶ

氷を入れると炭酸が抜けやすくなりますが、細長いグラスを使用すればある程度緩和できます。

代表的なグラスはシャンパングラスです。細長いグラスは空気に触れる面積が少ないため、炭酸が抜けにくくなります。

氷の代わりに凍らせたフルーツを使う

凍らせた苺やレモン、オレンジなどを氷代わりに使用するのもおすすめです。

フルーツを氷代わりにした場合でもややワインは薄くなりますが、フルーツの味わいが加わったフルーティーなワインを楽しめます。

氷を入れておいしく飲めるワイン

氷を入れて飲むおすすめワイン

氷を入れて飲むと、よりいっそう美味しく味わえるワインを紹介します。

甘みが強いワインやフルーティさが強いワインが最適です。また酸味の強いワインやスパークリングワインも、氷を入れると美味しさが増します。

甘口ワイン

甘口ワインに氷を入れれば、爽やかさが増して飲みやすくなります。夏の暑い日にはピッタリの味わいが楽しめるでしょう。

また甘さを和らげる効果もあるので、甘すぎるのが苦手な人にも最適です。

フルーツワイン

フルーツの爽やかさが際立つだけではなく、苦みや酸味を緩和させる効果もあります。バランスの取れたフレッシュなワインを楽しめるでしょう。

アルコール度数も和らぐため飲みやすいワインになります。フルーツの果実味を感じつつ、フレッシュな風味を味わえるのが魅力です。

サングリア

サングリアはフルーツや甘み、ハーブなどが入ったワインです。作り方によっては酸味やフルーティさが強い場合があるので、氷で薄めるとうまく調和されます。

氷だけではなく、炭酸水で割って飲むのも人気の飲み方です。

スパークリングワイン

スパークリングワインは冷やすと、すっきりとした飲み口になります。もともと爽快感がありますが、氷を入れることでよりいっそう際立つのです。

まとめ

ワインに氷を入れて美味しく飲もう

ワインに氷は邪道ではありません。ワインの本場ヨーロッパでは、ポピュラーな飲み方の一つです。

氷を入れると、爽やかさが際立ち渋みが和らげられます。さらにはアルコール度数も緩和されるので、飲みやすくなるのも魅力です。

ワインに氷を入れて飲む方法は、甘口ワインやフルーツワインによく合います。またサングリアやスパークリングワインも氷とマッチしますので、ぜひお試しください。

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