クリスマスや忘年会など、年末に向けてワインを飲む機会が増える人も多いのではないでしょうか?
飲みすぎてしまった場合や車の運転が必要な場合などに備えて、アルコールが体から抜ける時間について勉強しておきましょう。
今回は、ワインのアルコールが抜けるまでの時間を詳しく解説します。
アルコール分解時間の早見表!ワインが抜けるまでの時間は?
サッと確認したい人のために!アルコールの分解時間の目安をワイン別に紹介します。
お酒の種類 | アルコール量 | 1杯 | 2杯 | 3杯 |
---|---|---|---|---|
赤ワイン(120ml) | 12.5g | 約2時間 | 約5時間 | 約7時間 |
白ワイン(120ml) | 12g | 約2時間 | 約4時間 | 約6時間 |
ロゼワイン(120ml) | 12g | 約2時間 | 約4時間 | 約6時間 |
シャンパン・スパークリングワイン(120ml) | 12g | 約2時間 | 約4時間 | 約6時間 |
ワインの種類や品種によってアルコール度数はさまざまです。
赤ワインは他のワインに比べてアルコール度数が高い傾向にあり、白ワインやロゼワインはアルコール度数が低いものも選べます。
ワインをたくさん飲んで楽しみたい人は、アルコール度数が低めの白ワインやロゼワインを選ぶといいでしょう。
アルコールが抜けるまでの時間の計算式
ここからは、より詳しくアルコールが体から抜けるまでの時間を求める方法をご紹介します。
ワインのアルコール1単位とは?
まずは、アルコールの分解時間を計算する上で重要な「アルコールの1単位」について解説します。
アルコールの1単位とは、純アルコール20g前後を含むお酒の量です。
お酒の種類 | 赤ワイン | 白ワイン | ビール | 日本酒 | ウイスキー |
量 | グラス2杯(200ml) | グラス2杯(200ml) | ロング缶1本(500ml) | 1合(180ml) | 60ml |
ワインのアルコール1単位は「グラス2杯分」に相当します。
同じ1単位でも、ワインとビールでは飲める量が変わるので注意してくださいね。
ワイン1単位のアルコール分解時間は4時間!
1時間で分解できるアルコールの量を求める式は以下の通りです。
体重(kg)×0.1=1時間で分解できるアルコール量(g)
具体的な数字で計算してみましょう!
例)体重50kgの人がワイン1単位を分解する時間は?
- 1時間で分解できるアルコール量は「体重50kg×0.1=5g」
- 20g(ワイン1単位のアルコール量)÷5g(1時間で分解できるアルコール量)=4時間
また「計算した時間を過ぎれば大丈夫!」というわけにはいきません。
それは体質や肝臓の大きさなど個人差が大きく、寝ている間はアルコールの分解速度も落ちるなど、さまざまの要因が複雑に関係するからです。
「アルコールの分解には意外と時間がかかる」ということを念頭に、節度ある飲酒量を心がけましょう。
アルコールを早く抜くには?
結論からいうと、お酒を早く抜く明確な方法はありません。
ですが、体がアルコールを分解していくのを妨げないようにすることは可能です。そのために効果的な方法を2つご紹介します。
水分をこまめにたくさん摂る
アルコールには脱水作用があるため、体の水分不足に注意する必要があります。
また微量ではありますが、アルコールは尿からも排出されます。飲酒後は、こまめな水分補給を心がけましょう。
中には「サウナや運動で汗をかくとお酒が早く抜ける」といった話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
汗をかく行為とアルコールの分解速度は全く関係なく、むしろ脱水症状を悪化させるだけです。
頭痛や吐き気など、さまざまなトラブルを引き起こしてしまう可能性もあるため、やめておきましょう。
安静に過ごす
基本的にはアルコールは体に入ったら、肝臓が分解してくれるのを待つしかありません。肝臓がアルコールの分解に集中できるよう、水分を摂ったらなるべく安静に過ごしましょう。
さらに、自分にとっての適度なお酒の量を把握しておくのも大切です。自分の体調のため、周囲に迷惑をかけないため、飲みすぎには注意してくださいね。
まとめ
仲のいい友人と飲んでいると、ついつい飲みすぎてしまうこともあるのではないでしょうか?
お酒が完全に抜けるには思った以上に時間がかかるものです。飲酒量や飲み方を工夫して、楽しくお酒と付き合ってくださいね!