menu

ピノ・ノワールの特徴とは?有名産地やおすすめワインも紹介

豆知識

ワイン初心者の方から愛好家までを魅了する“ピノ・ノワール”。

ピノ・ノワールは赤ワインの定番品種の中でも人気が高く、唯一無二の魅力があります。

ピノ・ノワールの特徴や魅力を詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

ピノ・ノワールの特徴

乾杯

ピノ・ノワールは香りと果実味、酸が豊かで、渋みが穏やかなのが特徴です。

赤ワインは渋みが強いものも多いですが、ピノノワールであれば「おいしく飲める!」という方も多いです。初心者の方でも、比較的飲みやすい品種といえます。

ピノ・ノワールは気品ある香りと味わいが人気の秘訣です。

若いうちはいちごやラズベリーを思わせるチャーミングな赤系果実のアロマが魅力的で、熟成を経るとキノコやなめし皮などの複雑なアロマが感じられます。

「ピノ・グリ」「ピノ・ブラン」はピノ・ノワールの突然変異

ワイン

ぶどう品種には、ピノノワール以外にも「ピノ・グリ」「ピノ・ブラン」など″ピノ”という名前が付いた品種に出会います。

実は、ピノ・グリとピノ・ブランは、ピノ・ノワールが突然変異して生まれたぶどう品種です。白ブドウ品種と赤ブドウ品種なのに、とても意外ですよね。

  • ピノ・ノワール:赤ブドウ品種
  • ピノ・グリ、ピノ・ブラン:白ブドウ品種

赤ワイン用の「ピノ・ノワール」と白ワイン用の「ピノ・グリ」「ピノ・ブラン」は、タイプが異なります。

しかし、共通して華やかで果実味が豊かな味わいなので、同じ遺伝子を持っていることを感じられるでしょう。

ピノ・ノワールは赤も白も存在する

ワイン

ピノ・ノワールは赤ワイン用ぶどう品種ですが、白ワインも存在します。赤ワイン用ぶどう品種でも果汁は透明なので、果皮が赤いぶどうでも白ワインを造れるのです。

たとえば、フランスのシャンパンは白でもピノ・ノワールが多く使われています。

まれにスティルワイン(炭酸のないワイン)でも、ピノ・ノワールの白ワインが存在します。ピノ・ノワールの白ワインはかなり希少なので、見かけたらぜひ試してみてくださいね!

ひとくちで2万円越え⁉ピノ・ノワールの有名ワインを手掛けるDRC社

ワイン

高貴なぶどう品種といわれるピノ・ノワール。ピノ・ノワールの原産地であるフランス・ブルゴーニュ地方では、『ロマネ・コンティ』が200万円~300万円で販売されています。

ワイン1本あたり750mlなので、1本200万円の場合はひとくち(10ml)でも2万円を超えてしまいます!

グラスを持つ手が震えてしまいそうな高級ワインを生み出しているのは、DRC社(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社)です。

DRC社のロマネ・コンティは毎年の生産本数がわずか6,000本と希少価値が高く、需要に対し圧倒的に生産量が少ないため驚くほどの高値でやり取りされています。

DRC社のワインは、多くの愛好家が「一生に一度飲んでみたい」と憧れる特別な存在なのです。

ピノ・ノワールの有名産地

ワイン

ピノ・ノワールの有名産地は2つあります。

  • フランス・ブルゴーニュ地方
  • アメリカ・カリフォルニア州

「ピノ・ノワールを飲んでみたい!」と思った方は、有名産地のワインから試してみてはいかがでしょうか。

フランス・ブルゴーニュ地方

フランス・ブルゴーニュ地方はピノ・ノワールの原産地です。もっとも人気の高いピノ・ノワールの産地で、多くのワイン愛好家を魅了しています。

ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールは酸が豊かでタンニンが柔らかく、軽やかなワインに仕上がります。

本格的な味わいを楽しみたい方は、エレガントさが魅力的なブルゴーニュ地方のピノ・ノワールがおすすめです。

アメリカ・カリフォルニア州

アメリカ・カリフォルニア州もピノ・ノワールの栽培が盛んで、人気の高い産地。

軽やかなフランス・ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールに比べて、カリフォルニア州では濃厚で風味豊かなワインに仕上がります。

カリフォルニア州のピノ・ノワールは、酸が穏やかで濃厚な果実味が魅力的なので、飲みやすくワイン初心者の方におすすめです。

ピノ・ノワールと相性のよい料理

香り華やかで上品なピノ・ノワール。せっかくなら相性抜群のお料理とのマリアージュをたのしみたいですよね。

ピノ・ノワールと相性のよい料理を3選紹介します。

熟成ピノ・ノワール×キノコのクリームリゾット

キノコのクリームリゾット

熟成したピノ・ノワールには、キノコのクリームリゾットがおすすめです。ピノ・ノワールは、熟成するとトリュフやポルチーニ茸のような高貴なキノコの香りが現れます。

リゾットのクリームソースの濃厚な味わいとキノコのうまみが、ピノ・ノワールの芳醇なアロマを引き立ててくれますよ。

熟成したピノ・ノワールには、キノコ料理が相性抜群です。

濃厚ピノ・ノワール×煮込みハンバーグ

煮込みハンバーグ

アメリカ・カリフォルニア州のピノ・ノワールように果実味が濃厚なタイプのワインには、煮込みハンバーグがよく合います。

ピノ・ノワールの濃厚な果実味が肉汁やソースに深みを与え、お互いのうまみを引き立てあうのです。

煮込みハンバーグと合わせるときは、果実味の強いピノ・ノワールを事前に抜栓しておいて空気に触れさせると、香りが開いていっそう相性がよくなります。

力強いピノ・ノワールには、ジューシーなお肉料理を合わせましょう。

軽やかピノ・ノワール×ローストビーフ

ローストビーフ

フランス・ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールように、酸が豊かで華やかなタイプにはローストビーフが相性抜群です。

赤ワインは渋みが少ない場合は赤身肉、渋みが強いワインは脂身の強い肉がよく合います。ピノ・ノワールは渋みが少ないため、ローストビーフのような赤身肉を使ったお料理がぴったりです。

ローストビーフのソースはバルサミコ酢やフルーツをつかったものだと、よりピノ・ノワールと相性がよくなります。

軽やかなピノ・ノワールは、赤身のあっさりお肉料理と一緒にいただきましょう。

ピノ・ノワールの特徴を楽しむおすすめワイン

最後にピノ・ノワールの特徴を楽しめるおすすめワインを紹介します。

「ピノ・ノワールを飲んでみたいけれど、どれがいいかわからない」という方は、とくに必見です!

アンリ ブルゴーニュ ピノ ノワール

アンリ ブルゴーニュ ピノ ノワール (1)
画像出典:楽天市場

『アンリ ブルゴーニュ ピノ ノワール』は、フランス・ブルゴーニュ地方の赤ワインです。

ラズベリーやイチゴを思わせる華やかな果実味と豊かな酸が特徴的で、ブルゴーニュ地方のピノ・ノワールのお手本のような味わいが楽しめます。

バランス感に富んだエレガントな味わいのワインなので、手土産やおもてなしにも喜ばれますよ。ローストビーフや生ハム、キノコのバルサミコ酢ソテーなど、パーティー料理と合わせてどうぞ!

デコイ ピノ ノワール カリフォルニア ダックホーン ヴィンヤーズ

デコイ ピノ ノワール カリフォルニア ダックホーン ヴィンヤーズ
画像出典:楽天市場

『デコイ ピノ ノワール カリフォルニア ダックホーン ヴィンヤーズ』は、アメリカ・カリフォルニア州のピノ・ノワールワインです。

カリフォルニア産らしい濃厚な果実味が魅力的で、程よい酸がバランスのよい1本。アメリカンチェリーやイチゴを頬張ったかのようなジューシーな果実味が楽しめます。

渋みも穏やかなので、ワイン初心者から通の方まで幅広い層に人気です。煮込みハンバーグやビーフシチュー、ラザニアなど、じっくり煮込んだ旨味たっぷりの肉料理とよく合います。

 高畠 バリック ピノ ノワール 樫樽熟成

高畠 バリック ピノ ノワール 樫樽熟成
画像出典:楽天市場

『高畠 バリック ピノ ノワール 樫樽熟成』は、山形県 高畠町で造られたピノ・ノワール100%の赤ワインです。

ボルドー地方やコニャック地方などで使用されるバリック樽を用い、18か月の樽熟成を経てリリースされます。

高畠 バリック ピノ ノワール 樫樽熟成は、ピノ・ノワールのエレガントさと熟成による滑らかさや凝縮感が混ざり合う、リッチな仕上がりが楽しめます。

樽熟成によるキノコやイーストの香ばしいアロマが魅力的なので、キノコのクリームリゾットやチーズフォンデュと合わせてどうぞ!おたがいの香り深さが引き立つ、絶品マリアージュを楽しめますよ。

おわりに

乾杯

多くの人を魅了するピノ・ノワール。デイリーワインから高級ワインまで幅広く造られているため、シーンに合わせて楽しめます。

渋みが穏やかで飲みやすいので、初心者の方にもおすすめです。「赤ワインは渋くて苦手」という方も、ぜひ試してみてくださいね!

関連記事

こちらの記事もよく読まれています