「癒し」という言葉を聞くと、心和らぐ安心するものを思い浮かべるのではないでしょうか?
子どもの笑顔
ペット
音楽
アロマオイル
癒しは人それぞれですが、ワインにも大きな癒し効果があるのをご存じでしょうか?
本記事では、ワインの与えてくれる癒し効果や、癒されたいときに飲むワインについて詳しく解説していきます。
最後まで読めば、ワインを癒しの一つに取り入れたくなるはずです。
ワインが癒しになる3つの理由
「日々に追われ、癒される時間がない!」と疲れてしまっている現代人。長い通勤時間や忙しい仕事、家庭や人間関係の悩みなど、疲労の原因はさまざまでしょう。
「癒されたい」心身ともに疲れている人なら誰もがそう思うはずです。
デジタル大辞泉によると癒しには、以下のような意味があります。
癒し:肉体の疲れ、精神の悩み、苦しみを何かに頼って解消したりやわらげたりすること。
引用元:デジタル大辞泉
自分の力ではなくモノやコト、ヒトなどの力を借りて、心身を苦しみから解放することが癒しなのです。
「お酒に頼る」聞こえがよくありませんが、ワインには心を解きほぐしリラックスさせる効果があります。
ワインが癒しになる理由をご紹介していきます。
【癒しの理由①】アルコールでリラックスする
そもそもですが、ワインはぶどう果汁を発酵させて造るアルコール飲料です。
アルコールは、大脳新皮質の働きを鈍くさせるいっぽう、大脳の旧皮質や辺縁系を活発にする効果があります。
- 大脳新皮質・・・知覚や記憶、思考、随意運動、言語など、理性をつかさどる
- 大脳の旧皮質や辺縁系・・・感情や衝動、欲といった、本能や情動をつかさどる
ワインなどのアルコール飲料を摂取すると、気分が高揚して元気が出てきます。
ただし、一度に大量に飲むのは厳禁です。ワインのリラックス効果を最大限に得るためには、ゆっくりと自分のペースで飲むようにしましょう。
【癒しの理由②】ワインの色が心を刺激する
ワインの色を大きくわけると、赤・白・ピンク(ロゼ)・オレンジです。しかし、よくよく観察してみてください。ワインの色は簡単に赤や白といった具合にはいいきれません。
たとえば、白ワインでも薄く緑がかったものもあれば、黄金色のものもあります。
色はそれぞれパワーを持っているので、活力やリフレッシュの効果を得られるはずです。
カラー | 効果 |
---|---|
レッド | 勇気、行動力、闘争心 |
オレンジ | つながり、応援、社交性 |
ゴールド | 成功、豊かさ |
イエロー | ポジティブ、ユーモア、自立 |
グリーン | バランス、調和、ゆとり |
ブルー | 信頼、コミュニケーション力、集中力 |
パープル | 色気、気品、自尊心、夢を叶える |
ピンク | 美、愛、優しさ |
ブラウン | 安定、継続的な力、充実感 |
ホワイト | 浄化、平和、純心、新しい世界 |
自分の欲しいパワーを持つワインを眺めれば癒されるのはもちろん、明日の活力が湧いてくるでしょう。
【癒しの理由③】香りでアロマテラピーが得られる
ワインショップなどに行くと、店員のテイスティングコメントをよく見かけるでしょう。テイスティングコメントには、必ずと言っていいほど、「香り」について書かれています。
ワインは香りを楽しむ飲み物です。「アロマテラピー」と同じようにワインの香りには、心を癒す効果があります。
たとえば、ライムやレモンのような爽やかな香りは、リフレッシュしたいときに効果的です。代表的なワインの香りと効果をご紹介します。
香り | 効果 | |
---|---|---|
白ワイン | ライム・レモン・オレンジ | 気持ちをリフレッシュ |
リンゴ | 心を落ち着かせる | |
グレープフルーツ | 明るい気分にさせる | |
ハーブ | 心を落ち着かせる | |
赤ワイン | ベリー系 | 心をリラックスさせる |
シナモン | 活力を取り戻す | |
チョコレート | リラックス |
また、香りは、嗅ぐことによって記憶を呼び覚まさせる効果もあります。ワインの香りによった懐かしい記憶や嬉しかった思い出を思い起こすのも癒しの一つとなるでしょう。
疲れた心を癒してくれるワインの特徴
心身の疲れを癒したいときに飲むべきワインの特徴は、以下のとおりです。
- 高価すぎない
- 酸がきつくない
- 渋みが少ない
- 柔らかい味わい
- 口当たりが軽め
癒されたいときに飲むワインが高価だと、買うときや抜栓するときに気合いが入ってしまうものです。癒しのワインは飲む前から気を張らなくていいものをおすすめします。
酸や渋みが強いと、味覚を強く刺激するため、癒しやリラックスと逆効果になる場合も多いです。
また、口あたりがしっかりめだったり個性を主張しすぎたりするワインも、五感がワインの味わいに集中しすぎてしまうため、癒しには向きません。
ただし、ご自身ですでに味や香りをわかっていて「これが癒しの1本だ」と決まっている場合は、どのような味や香りでもOKです。
疲れたときに飲んでほしい癒しのワイン4選
極論をいうと、癒されたいときに飲むワインは「これがいい!」というものがあれば、どんなタイプやスタイルでも問題ありません。
とはいえ、疲れや悩みのあるときに癒しの1本を探そうとすると、よけいにつらくなってしまうでしょう。
癒されたいときに飲むのにおすすめのワインを4つ厳選してご紹介します。
【癒しのワイン①】 ムートン・カデ・ブラン
生産国 | フランス |
---|---|
生産者 | バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド |
ブドウ品種 | ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル |
タイプ | 白 |
スタイル | 辛口 |
アルコール度数 | 12.0% |
ムートン・カデ・ブランは、5大シャトーの一つであるシャトー・ムートンを所有する世界屈指のワインメーカーが手掛けるワインです。
お値段が2,000円前後とお手頃なので、高品質なワインでありながら気軽に楽しめます。
グレープフルーツやレモンのような柑橘系の爽やかなアロマと、果実のいきいきとしたフレッシュな味わいが特徴です。
【癒しのワイン②】 ヴィッラ ヨランダ モスカート ダスティ
生産国 | イタリア |
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生産者 | サンテロ |
ブドウ品種 | モスカート・ビアンコ |
タイプ | 白、泡 |
スタイル | 甘口、ミディアムボディ |
アルコール度数 | 5.5% |
サンテロ・ヴィッラ・ヨランダ・モスカート・ダスティは、イタリアのピエモンテ州の微発泡白ワインです。
手がけているのは、漫画『神の雫』にも登場した名門ワイナリー「サンテロ社」。
フルーティーな甘口なので飲みやすく、かすかな泡によって後味がすっきりします。普段ワインを飲まない方にも「癒しの1本」としておすすめです。
【癒しのワイン③】 タリケ ロゼ
生産国 | フランス |
---|---|
生産者 | ドメーヌ・タリケ |
ブドウ品種 | メルロー、カベルネ・フラン、シラー、タナ |
タイプ | ロゼ |
スタイル | 辛口、ミディアムボディ |
アルコール度数 | 12.0% |
見た目の美しいピンク色だけでも充分に癒しを発揮してくれるタリケ ロゼ。
タリケ ロゼは、フランスの進展地として注目されているガスコーニュ地方のワイナリーで造られています。
ワイルドベリーやバラのような華やかなで優雅な香りのなかにスパイスがプラスされたアロマと、キリっとした辛口の飲み口が絶妙なバランスです。
【癒しのワイン④】アンボスカート スウィート レッド NV
生産国 | イタリア |
---|---|
生産者 | アルマ・ワインズ |
ブドウ品種 | ランブルスコ、マルヴァジーア・ネーラ |
タイプ | 赤、泡 |
スタイル | 甘口 |
アルコール度数 | 5.0% |
アンボスカート スウィート レッドは、アルマ・ワインズがユーザーの「飲みたい」を追究して作り上げた微発泡赤ワイン。
ラズベリーなどの赤黒系果実の甘酸っぱい香りと味わいが特徴です。ほどよい泡と酸が果実味をバランスよく引き立てます。
また、低アルコールワインなので、明日の予定が気になる人も飲みやすいです。
美しい紫色に癒されて「パープルレイン」
生産国 | オーストラリア |
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生産者 | マッステンゴ |
ブドウ品種 | セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ |
タイプ | 白 |
スタイル | 辛口 |
アルコール度数 | 12% |
神秘的な紫色で自身の潜在的なパワーを引き出してくれそうな「パープルレイン」。
紫色をしていますが、セミヨンやソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネを使った王道の白ワインです。
グラスに注いでまず感じるのは、爽やかで草原のような香り。フルーティーながらすっきりとした飲み口がくせになります。
「紫色って体に悪いのでは?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください!パープルレインは、オーガニック・無添加にとことんこだわっています。
紫の秘密は、チョウマメの植物由来の色素。
抗酸化作用の高いチョウマメを酸化防止剤の代わりに使用したところ、白ワインが偶然美しい紫色に染まりました。チョウマメの抗酸化作用は、美容やアンチエイジングも期待できます。
美しい紫ワインで心身ともに癒されませんか?
疲れた日はワインを飲んでリラックス
心や体が疲れてしまったときには、ワインに癒しを求めてみましょう。ワインは味だけでなく、色や香りからも明日からまた頑張るためのパワーを与えくれます。
癒されたいときのワインは、口あたりのよい優しい味わいがおすすめです。ご自身で選び出す自信がないときは、ワインショップで店員さんのアドバイスを受けると、非常に参考になります。
「これを飲めば、心がほぐれる」と思える特別なワインを見つけてください。