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冬のごちそうとワインのペアリングを楽しもう!おすすめ銘柄も紹介
寒い冬の季節は、あったかい料理が美味しく感じますね。今回は寒い季節に食べたい冬のごちそうとワインのペアリングについて解説します。
おすすめの組み合わせや銘柄も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで挑戦してみてください。
冬のあったかごちそうとワインで寒さを乗り切ろう!
冬は鍋料理やおでん、煮込み料理などのあったかい料理が美味しい季節ですね。
あったかい料理やワインに含まれるポリフェノールは免疫力を向上させるので、風邪をひきやすい冬の季節にぴったりです。
寒さの厳しい冬の季節は、あったかい料理と美味しいワインを楽しみながら乗り切りましょう!
冬のごちそうとワインをペアリングするコツ
あったかい冬のごちそうとワインをペアリングすると、美味しいだけでなく免疫力アップにも繋がるのが嬉しいポイントです!
「冬のごちそうとワインをペアリングしたい」と思った方のために、ペアリングのコツをご紹介します。
【冬のワインペアリングのコツ①】高めの温度で美味しいワインを選ぶ
あたたかい料理には、高めの温度のワインがよく合います。あたたかい料理に冷たいワインを合わせると、ワインはぬるく料理は冷たく感じるため、ちぐはぐなペアリングになりがちです。
冬にぴったりなあたたかい料理には、やや高めの温度のワインを合わせたほうがお互いによく馴染みます。
あたたかい料理にワインを合わせる場合は、赤ワインは常温、白ワインはややぬるめの温度でも美味しいタイプのワインを選ぶのがおすすめです!
【冬のワインペアリングのコツ②】濃厚な旨味を引き立てるワインを選ぶ
冬のあたたかい料理は、鍋料理やおでん、煮込み料理など、じっくりと火を通して作るものが多いです。コトコト煮て、食材の旨味を引き出します。
濃厚な味わいが魅力の冬のごちそうには、旨味を引き立てるワインがおすすめです。
赤であれば料理のコクや旨味をプラスしてくれるような、濃厚な味わいの赤ワイン。
白であれば出汁や食材の旨味、風味豊かにしてくれる、果実味やハーブのニュアンスが強く感じられる白ワインがよいでしょう。
【冬のワインペアリングのコツ③】料理の色とワインの色を合わせる
料理の色とワインの色を合わせるのも、簡単にペアリングを成功させる秘訣です。
料理もワインも色が濃くなると味わいが濃厚になるため、料理とワインの互いのよさを損なわずにペアリングを楽しめます。
ビーフシチューやキムチ鍋のような赤や茶色の料理には、赤ワインが相性抜群です。おでんやポトフのような透明感のある淡い色調の料理には、白ワインがよく合います。
冬のごちそうとワインのペアリング
冬のごちそうとワインのペアリングのコツを学び、実際にペアリングを試してみたくなった方も多いのではないでしょうか?
ここでは、冬の定番料理とワインのペアリング案を紹介します。冬のごちそうとワインの組み合わせで迷ったときは、ぜひペアリング案を参考にしてください。
鍋料理×ワイン
日本の冬の定番である鍋料理は、スープや食材により、味わいが全く異なります。冬の間にさまざまな鍋を楽しむ機会も多いことでしょう。
白ワインと赤ワインに分けて、相性のよい鍋をご紹介します!
白ワインに合う鍋
白ワインと相性のよい鍋は、つゆが白や黄、透明がかった白ワインと色味の似たものや、白身肉や魚を具材にしたものがおすすめです。
- 水炊き鍋×爽やか白ワイン
- ブリしゃぶ×爽やか白ワイン
- 鶏白湯鍋×濃厚白ワイン
鶏肉や野菜を煮込みポン酢で食べる水炊きやブリしゃぶには、グレープフルーツや白桃を思わせるフルーティーな白ワインと合わせましょう。鶏やブリ、ポン酢の風味が引き立ち絶品です。
また、鶏白湯鍋のような濃厚なつゆが魅力の鍋料理には濃厚な白ワインがおすすめ。鍋とワインのボディ感が統一されるため、味わいがケンカせずお互いの魅力を引き立てます。
赤ワインに合う鍋
赤ワインと相性のよい鍋は、つゆが赤や茶などの赤ワインと色味の似たものや、お肉を具材にしたものがおすすめです。
- キムチ鍋×果実味赤ワイン
- トマト鍋×果実味赤ワイン
- すき焼き×まろやか赤ワイン
キムチ鍋やトマト鍋には、果実味の強い赤ワインがよく合います。果実味がキムチの辛みを和らげたり、じっくり煮込んだトマトの甘みを引き立てたりと好相性です。
また、甘じょっぱいお肉に生卵を絡めて食べるまろやかな味わいのすき焼きには、まろやか系の赤ワインがよく合います。旨味やまろやかさがより一層引き立つ絶品マリアージュを楽しめますよ。
おでん×ワイン
「おでんにワインは合わないのでは?」と思う方も多いですが、意外にも赤・白ワイン共に相性抜群です。
白ワインであれば、ピノ・グリや甲州のような爽やかでほろ苦い柑橘のニュアンスがあるワインがおすすめです。キレのある酸と柑橘ピールのようなほろ苦さが、おでんの出汁の旨味と綺麗に調和します。
赤ワインであれば、ピノ・ノワールがおすすめです。
ピノ・ノワールは繊細で軽やかな味わいなので、繊細な和食とよく合います。またピノ・ノワールの品種個性として出汁のニュアンスがあるので、まさにおでんにぴったりなのです。
煮込み料理×ワイン
冬の定番料理といえば、煮込み料理も外せません!しかし、煮込み料理といっても醤油やワイン、トマト、クリームなど、さまざまな味わいがあります。
煮込む具材やベースとなるソースの味わいで、合わせるワインを変えましょう。
赤ワインに合う煮込み料理
赤ワインに合わせる煮込み料理は肉や根菜類などの具材を使用したものや、ベースとなるソースが赤や茶の色味をしたものを選ぶとよいでしょう。
- チキンのトマト煮込み×軽やか赤ワイン
- 筑前煮×軽やか赤ワイン
- 牛肉の赤ワイン煮込み×濃厚赤ワイン
チキンのトマト煮込みや筑前煮には、軽やかな赤ワインがよく合います。軽やかな赤ワインは野菜の味わいを引き立ててくれるので、チキンのトマト煮込みや野菜たっぷりの筑前煮とぴったりです。
また、濃厚な赤ワインには、濃厚な味わいの牛肉の赤ワイン煮込みがよく合います。
白ワインに合う煮込み料理
白ワインに合う煮込み料理は、魚介類や白身肉などの具材を使用したものや、ベースとなるソースが白や黄、透明な色味をしたものを選びましょう。
- クリームシチュー×コクあり白ワイン
- ポトフ×爽やか白ワイン
- アクアパッツァ×爽やか白ワイン
クリームシチューのような牛乳やバターを使った濃厚な煮込み料理には、コクや旨味がたっぷりな濃い白ワインがおすすめです。互いのまろやかさや旨味を引き立て、奥深い味わいを楽しめます。
また、ポトフやアクアパッツァのような透明がかったスープの煮込み料理には、爽やかな白ワインが好相性。繊細なスープの味を邪魔せず、具材の旨味を引き出してくれます。
冬のごちそうと相性抜群なワイン6選
最後に冬のごちそうにぴったりなワインを6選を紹介します。相性のよい料理も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
日本のあわ ブリュット
『日本のあわ ブリュット』は、日本の老舗ワイナリーのシャトー・メルシャンが手掛ける辛口スパークリングワインです。
シャルドネと甲州のブレンドワインで、日本ワインらしい和のエッセンスが楽しめます。文旦のようなジューシーな果実味と酸が魅力的で、柑橘ピールのようなほろ苦さも感じられる大人の味わいです。
和のエッセンスが魅力的な日本のあわ ブリュットは、おでんと相性抜群です。爽やかな酸や柑橘のほろ苦いニュアンスが、おでんの出汁や素材の風味と調和し絶品マリアージュを楽しめますよ!
シャルドネ フォン レス クーベーアー トロッケン
『シャルドネ フォン レス クーベーアー トロッケン』は、ドイツのシャルドネ100%の辛口白ワイン。
ほどよい酸味と果実味のバランスがよく、食事と合わせやすい1本です。グレープフルーツのような爽やかな酸と桃やアプリコットを思わせる華やかな果実のアロマが特徴です。
食事とのペアリングなら、具材は魚介類や鶏肉がベストマッチ。水炊き鍋やブリしゃぶ、アクアパッツァがおすすめですよ!
ケンダル ジャクソン ヴィントナーズ リザーヴ シャルドネ
『ケンダル ジャクソン ヴィントナーズ リザーヴ シャルドネ』は、アメリカ産のシャルドネ100%で造られる濃厚白ワインです。
パイナップルのような甘酸っぱさと、りんごや洋なしのような豊満な果実味が魅力。バニラやバターのようなリッチな余韻が感じられます。
ケンダル ジャクソン ヴィントナーズ リザーヴ シャルドネは濃厚な味わいが魅力的なので、バターや乳製品を使用した濃い味わいの料理と相性抜群です。
クリームシチューやグラタンなどバターや乳製品主体のお料理と合わせてどうぞ。
コトー・ブルギニヨン ルイ・ジャド
『コトー・ブルギニヨン ルイ・ジャド』は、フランス産のガメイとピノノワールをブレンドした軽やかな赤ワイン。
溌溂とした酸とラズベリーやザクロを思わせる華やかな果実味が魅力的です。渋みは穏やかで繊細な味わいなので、和食ともよく合います。
おでんや筑前煮、すき焼きなど、出汁や醤油の味わいを活かしたお料理とペアリングすると絶品ですよ。
シャトー・ピュイグロー
『シャトー・ピュイグロー』は、フランス・ボルドー産の本格的な味わいを楽しめる濃厚赤ワインです。
メルローを主体にカベルネ・フランとマルベックがブレンドされており、複雑味のある味わいが感じられます。ブラックベリーのような濃密な果実味とスパイシーさが調和した、旨味たっぷりの1本です。
濃厚な料理や肉料理と相性抜群なので、牛肉の赤ワイン煮込みやボルシチ、ビーフシチューと合わせてください。
パープルレインSparkling
『パープルレインSparkling』は、お食事と合わせやすい爽やかタイプのスパークリングワイン。
紫色の美しいワインですが、味わいはキレのある白のスパークリングワインです。爽やかな酸と柑橘や花のアロマが感じられるエレガントな味わいが楽しめます。
紫色の色調はチョウマメという植物由来のものです。チョウマメは抗酸化作用があるため、酸化防止剤の添加を極力減らしたまま美味しいワインが実現しました。
柑橘を思わせる爽やかな味わいが魅力的で、素材の味を活かした繊細な料理とよく合います。水炊き鍋やアクアパッツァなど、鶏や魚介の味わいをシンプルに楽しめるお料理と好相性です。
おわりに
冬のごちそうは煮込む料理が多いため濃厚な味わいのものが多く、洋風・和風問わずワインと相性抜群です。
「普段は鍋やおでんにビールや日本酒を合わせる」という方も、冬のごちそうとワインのペアリングに挑戦してみてはいかがでしょうか?