menu

イタリアの白ワイン用ぶどうの代表的な品種は?個性豊かな土着品種をご紹介

豆知識

イタリアの白ワイン用ぶどうの品種には、魅力的な土着品種が多数あります。

今回は代表的な土着品種について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。気になる品種を見つけて、よりワインを楽しみましょう。

イタリアのぶどうはなぜ土着品種が多い?

イタリアの白ワイン用ぶどう品種

土着品種とは、特定の地域に古くから存在している固有の特徴を持つ品種のことです。イタリアの白ワイン用ぶどうに土着品種が多い理由は2つあります。

1つ目は、イタリアの地理的多様性です。イタリアは北から南まで長い国土に渡り、多様な地理的条件が存在します。

この地形や気候条件が多様なことが理由で、地域ごとに異なる土着品種が発展してきました。

2つ目は、イタリアのワインの歴史と伝統です。イタリアは古くからぶどう栽培が盛んであり、ローマ時代からワインの生産が行われてきました。

地域ごとに特有のぶどう品種が培われ、土着品種が育成される土壌が整っているのも理由の一つです。

これらの理由でイタリアのぶどうには土着品種が多くあります。

イタリアの白ワインのぶどう土着品種4選

イタリア白ワインのブドウ品種

ここでは、イタリアの白ワインのぶどう土着品種の代表的な4つの品種について詳しく解説します。

トレッビアーノ

トレッビアーノ
画像出典:Terroirum

トレッビアーノの品種から造られる白ワインは、イタリア全土で造られる白ワインの30%を占めています。

トレッビアーノの白ワインは、軽やかなフルーティで若干の苦みのある後味が特徴です。

主に辛口白ワインとして利用されていますが、スパークリングワインやブランデーのベースとしても用いられています。

イタリア内には、地域ごとに多くのトレッビアーノの変種が存在します。それぞれに特性がありますので、様々なトレッビアーノを味わってみてください。

ガルガーネガ

カルガーネガ
画像出典:Vino Hayashi

ガルガーネガは、イタリアのヴェネト州を中心に栽培されている白ワイン用のぶどう品種です。

イタリアでは古くから普及しているブドウで、フルーティで柑橘系の風味とさわやかな軽快な味わいが特徴。

ミネラルと強めの酸を感じる辛口白ワインが主流で、程よいボディとバランスの取れたワインに仕上がります。

カタラット

カタラット
画像出典:IL CALICE

カタラットは、イタリアのシチリア島で最も広く栽培されているブドウです。

カタラットを使ったワインはリーズナブルな価格で入手しやすく、日常的な食事や軽食に合わせるのに適したワインとして人気があります。

カタラットにはレモンのようなフレッシュな風味があり、アルコール度数が高く厚みのあるワインを生みます。

適度な酸味でドライな味わいを楽しめることで世界的にも有名な品種です。

コルテーゼ

コルテーゼ
画像出典:Terroirum

コルテーゼはピエモンテ原産の土着品種で、主にピエモンテ南東部で栽培されています。

イタリアを代表する白ワイン「ガヴィ」の主要品種として昔から有名です。ガヴィはバーニャカウダに合うワインとしても知られています。

コルテーゼを使用して造られた白ワインは、酸味が適度でバランスの取れたワインになります。フルーティで爽やかな味わいを持ち、青りんごや柑橘類の香りが特徴的です。

また魚介類との相性もバッチリですので、ぜひコルテーゼのワインを味わってみてください。

イタリアの白ワインの代表格ソアーヴェ

イタリアの白ワインソアーヴェ
画像出典:ENOTECA online

土着品種であるガルガーネガを使用して造られるワインがソアーヴェです。

質の良さや味わいの心地よさから古くから愛されており、ソアーヴェはイタリアの白ワインの代表格といえます。

軽やかで飲みやすく、適度な酸味があります。上品で独特の香りもあり、わずかに苦味が残るバランスの良い辛口の白ワインです。様々な料理との相性が良く、気軽に楽しむことができます。

ソアーヴェは日常的に飲めるテーブルワインとして人気がありますので、ぜひお試しください。

まとめ

白ワインと料理の味わい

イタリアには白ワインぶどうの土着品種が多数あります。それぞれ異なる個性と味わいがありますので、存分に違いを楽しんでくださいね。

ワイン初心者の方はまずソアーヴェを飲んでみることをオススメします。

関連記事

こちらの記事もよく読まれています