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白ワインのポリフェノールは質がいい!適度飲んで健康なカラダに!
「ワインは健康にいい」と聞くと、赤ワインをイメージする方も多いのではないでしょうか?
白ワインよりもポリフェノール量が多く含まれているので、赤ワインの方が健康効果は高そうです。しかし白ワインにはポリフェノール以外にも、健康にいいとされる成分が多く含まれています。
この記事では、白ワインの健康効果について解説します。
白ワインはポリフェノール量が少ない?
ポリフェノールの代表的な種類はタンニンで、赤ワインに多く含まれています。製造方法や使うブドウの部位によって、ポリフェノール量に違いが生まれるのです。
しかし白ワインはポリフェノール量が赤ワインより少ない分、質のいいポリフェノールが含まれています。
赤ワインよりもポリフェノールの質がいい
白ワインに含まれるポリフェノールは赤ワインのポリフェノールよりも分子が小さいので、早く消化・吸収されます。
吸収が早い分、赤ワインのポリフェノールよりも健康効果は高いともいえるでしょう。
また寒い地域で作られた白ブドウは酸度が高く、ポリフェノールの質が高いとされています。
ブドウの種類によってポリフェノール量が豊富に
赤ワインは黒ブドウの果実だけでなく、果皮や種も一緒に仕込みます。対して白ワインは白ブドウの果実のみで作られます。
ポリフェノールは果皮や種に多く含まれるので、一般的には赤ワインの方が白ワインよりポリフェノール量が多いです。
しかし果皮の厚みがある白ブドウから作られた白ワインは、通常の白ワインよりもポリフェノール量が多い場合もあるので「白ワインはポリフェノール量が少ない」と断定できません。
白ワインの健康効果3選!
白ワインの健康効果は、ポリフェノールによる抗酸化作用で動脈硬化の予防になる例が代表的です。それだけでなく、ポリフェノール以外にも健康効果が期待できる成分が多く含まれています。
例えばカリウムには利尿効果があるので、むくみの改善・予防になるでしょう。またワインに含まれるクエン酸などの有機酸は、食中毒の原因菌の抑制に有効です。
詳しく解説していきます。
動脈硬化の予防
動脈硬化は、悪玉コレステロールの酸化によって引き起こされます。ワインが動脈硬化の予防になるといわれているのは、ポリフェノールに悪玉コレステロールの酸化を和らげる作用があるからです。
白ワインのポリフェノールは赤ワインよりも分子が小さいので、体に吸収されやすいとされています。質のいいポリフェノールにより血液がサラサラになって心臓病の予防にも繋がります。
美味しいワインを飲んで健康になれるなんて夢のようですね。
食中毒の予防
白ワインには、アミノ酸やクエン酸、オレイン酸といった有機酸が含まれます。これらには殺菌効果があり、食中毒の予防になるといわれています。
白ワインにサルモネラ菌や大腸菌を投入すると菌の繁殖を抑制するデータもあり、フランスでは「生牡蠣にはシャブリ(辛口ワイン)」という言葉も有名です。
生牡蠣とシャブリの組み合わせが美味しいという意味でなく、生牡蠣に当たりにくくなると古くからフランスではいい伝えられています。
ただしあくまでも抑制する程度で、完全な殺菌効果はないのでご注意ください。
むくみの改善と予防
お酒と一緒にしょっぱいおつまみを食べて、翌朝むくんでしまった経験はありませんか?むくみは塩分の摂りすぎにより引き起こされます。
体内に溜まった余分な塩分を排出するには、カリウムが効果的です。赤ワインと比べると少ないですが、白ワインにはカリウムが豊富に含まれています。
しょっぱいおつまみが好きでむくみが気になる人は、晩酌を白ワインに変えてみてください。翌朝鏡をみてガッカリする日が減るでしょう。
健康とはいえ飲み過ぎ注意
動物性の脂肪や塩分が多い食事を摂る欧米の中でも、ワインを多く飲むフランスは心臓病や動脈硬化の患者が少ないデータがあります。
一説によると「その原因はワインなのでは?」という仮説(フレンチパラドックス)が立てられています。
しかしポリフェノールに健康効果があっても、ワインのアルコールによる健康リスクも見逃せません。
飲み過ぎないように適量を飲んで、楽しいお酒ライフにしてください。