ワインボトルは一般的に容量が1本750mlです。では、一人で1本750mlを飲み切っても問題ないのでしょうか。
今回は1日で飲んでも問題ないワインの適量や、飲みかけワインの保存方法などを詳しく解説します。
ワイン1本(750ml)について大解剖
ワインボトル1本分でのアルコール成分量や、酔いが覚めるまでの時間など詳しく解説します。
ワインをより楽しむために知っておくべきことなので、ぜひ参考にしてください。
ワイン1本は何人分?一人では飲みすぎ?
レストランなどではワインボトル1本(750ml)で6杯分とるのが一般的です。
また厚生労働省の「日本健康21(アルコール)」では、節度ある適度な飲酒が1日平均純アルコールで約20g程度とされています。ワイン120mlに含まれる純アルコール量は約12gです。
つまりワイン1杯125mlが基本の量で、1日1.5~2杯程度が適量のアルコール量だといえます。
ですので、一人で1日にワイン1本飲み切るのは明らかに飲みすぎなので控えましょう。
ワイン1本のアルコールをビール換算すると何本分?
ワイン120mlに含まれる純アルコール量が約12gなので、ワイン1本750mlで約75gと計算できます。ビールは中瓶1本500mlで、純アルコール量が20gです。
つまり、ワイン1本でビール中瓶約4本分のアルコール量に相当します。缶ビール350mlでいえば5缶を超える量が相当しますので、割と多い印象がありますよね。
飲み進めるとお腹に溜まる感覚のあるビールとは違い、ワインはついつい飲みすぎてしまう可能性があります。
ワインは摂取量に気を付けながら飲みましょう。
ワイン1本を飲むと何時間で酔いが冷める?
ワイン1本飲んだ場合、酔いが覚めるまで大体18時間かかるといわれています。
正確には、体重や飲むスピード によってアルコールを消化できる時間は異なります。とはいえワイン1本も飲んでしまうと、酔いが覚めるまでかなりの時間がかかるのは明らかです。
また、寝れば酔いが覚めると考えている方は間違いです。飲酒して眠ると、アルコール分解速度が半分程度に落ちてしまう研究結果が報告されています。
つまり夜にワインを飲むと、翌朝にアルコールが残っていることはほぼ確実です。ワインを1本飲んでしまった翌朝に、車の運転は控えましょう。
1日に飲むワインの適量はグラス2杯まで
赤ワインにはポリフェノールが多く含まれ、動脈硬化や認知症の予防になるといわれています。また、ワインは他のお酒よりも糖質が非常に少ないという特徴もあり、健康を意識する方にはオススメです。
ただし、それはあくまでも適量飲むことで得られるメリットです。飲みすぎてしまっては、せっかくの身体に良い効能も台無しになります。
1日に飲むワインの適量はグラス2杯までにして、健康のメリットを得たうえで楽しむようにしてくださいね。
【危険】ワイン1日1本は飲みすぎ!病気のリスクがある
ワインに限らず過剰なアルコール摂取による病気のリスクは大きいです。
例えば、肝臓に負担がかかるために起こりうる肝疾患のリスクが高まります。また高血圧や不整脈、心臓病や脳卒中の発症リスクを引き上げる可能性もあります。
ただし、適度なアルコールはむしろ健康に良いとされています。特に赤ワインには抗酸化作用もありますので、適量なら健康に良いのでオススメです。
飲みかけワインの劣化を防ぐ保存方法
ワインの美味しさを保つためのポイントは大きく分けて2つあります。
1つ目は酸化を防ぐことです。酸化することで味や香りが大きく劣化します。酸化を防ぐために、空気と触れずに栓ができるボトルストッパーなどで保存しましょう。
また空気との接触面積を減らすため、小瓶に移し替えて保存するのもオススメです。
2つ目は低温環境の確保です。温度が高まると、ワイン本来の香りや味わいが変わってしまいます。必ず冷蔵庫やワインクーラーで保存するようにしましょう。
まとめ
ワインは適量で楽しむことで、健康にも良い効能があります。適切な保存方法であれば味わいも劣化せずに保管できますので、飲みすぎないようにしてください。
1日の量はグラス2杯までにして、ワイン本来の香りと味わいをじっくりと楽しみましょう。