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ボジョレーヌーボーの解禁日はいつ?毎年11月の第3木曜日に解禁!

初心者向け豆知識

「110年ぶりの当たり年」といわれたワインをご存じでしょうか?これは、2003年に解禁されたボジョレヌーボーのキャッチコピーです。

今回はボジョレヌーボーの解禁日と成り立ちの解説をしていきます。飲み方や味も解説しているので、参考にしてみてください。

ボジョレーヌーボーとは?

ボジョレヌーボーとは、フランス南部にあるブルゴーニュ地方のボジョレーでその年に収穫したブドウで造られたワインです。

日本では1986年のバブル景気と高級ワインブームの時代に人気になり、ワイン好きでなくとも知っている有名ワインとなりました。

ボジョレーヌーボーの解禁日はいつ?

ボジョレヌーボー 解禁日

毎年11月の第3木曜日と決まっています。以前までの解禁日は曜日ではなく、11月15日と日付が定められていました。

ボジョレーヌーボーが世界で注目をされ始めたとき、早く出荷しようと焦った業者たちにより質の悪いワインが出回ってしまいます。そこで、フランス政府は1967年に解禁日を11月15日に定めました。

しかし、解禁日が土日や祝日になってしまうと出荷ができないという問題点があります。解禁日が休日に被らないようにするため、11月の第3木曜日に変更となりました。

ボジョレーヌーボーのキャッチコピーは?

ボジョレヌーボー キャッチコピー

ボジョレーヌーボーにはその年の豊作っぷりを表現するキャッチコピーがあります。ボジョレーワイン委員会による品質評価と、輸入元の企業が発表したもののふたつです。

2023年のボジョレーワイン委員会による品質評価は、まだ発表されていません。

輸入の元の企業(サントリー)からは「まるで摘みたての赤い果実をそのまま口にほおばったような味わい」と表現されています。

ボジョレーヌーボーを心待ちにしているのは日本だけ

ボジョレヌーボー 日本

日本では毎年話題になるボジョレーヌーボーですが、実はボジョレーヌーボーがこんなに話題になっているのは日本だけです。日本はボジョレーヌーボーの輸入量が世界トップクラスです。

なぜこんなに人気なんでしょうか?日本でボジョレヌーボーが人気の理由はいくつかあり、日本古来の「初物は縁起がよい」という考え方のおかげという説が有力です。

ボジョレーヌーボーは、日付変更線の影響で本場フランスよりも日本の方が約8時間はやく解禁日を迎えます。「世界に先駆けて飲める!」という点が、日本でボジョレーヌーボーの人気に火をつけたともいえるでしょう。

ボジョレーヌーボーはどんな味?

ボジョレヌーボー 味

ボジョレーヌーボーはライトボディなので渋みが穏やかで、イチゴやベリーのような軽やかな香りをしています。

アルコール度数も12度くらいなので他の赤ワインに比べて飲みやすく、ワインを普段飲まない人にもおススメしやすい味になっています。

ライトな赤ワインのフレッシュな味わいを引き立てるには、冷やして飲むのがおススメです。10℃~12℃ほどが適温なので、冷蔵庫で冷やしてから飲むようにしましょう。

料理は赤ワインらしく煮込みや肉料理にも合いますが、チーズやサラダといった酸味のあるサッパリとしたおつまみでも美味しくいただけます。

ブラックペッパーなどの香辛料にも合うので、付け合わせに困らずオールマイティに楽しめる味です。

ボジョレーヌーボーの値段は少し割高

ボジョレヌーボー 空輸

フランス国内で販売しているボジョレーヌーボーは、数百円~数千円ほどになります。一方、日本で販売しているボジョレーヌーボーは数千円から1万円程度の値段です。

これはワインの輸送にかかる輸送費が影響しています。解禁日に間に合うようにフランスから送られてくるため、基本的には空輸で輸入します。空輸は早さがウリですが、その分輸送費が高いです。

日本で購入すると、フランスで購入するより割高になってしまうのは輸入品の宿命ですね。

解禁日のお祭りムードを楽しもう!

ボジョレヌーボー おまつり

「ボジョレヌーボーは高いわりに美味しくない」といった厳しい意見もあります。しかし、毎年決まった時期に解禁されるので、イベントなども多く開催されます。

普段ワインを飲まない人でもボジョレーヌーボーは飲むという方も多く、みんなで同じワインを飲める貴重なイベントです。

SNSなどでも解禁日には盛り上がっているので、ぜひお祭りに参加する気持ちでボジョレヌーボーを飲んでみてくださいね。

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