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和食と白ワインのペアリングを楽しもう!合わせるコツも紹介
「和食と白ワインのペアリングって苦手意識がある」
「結局、日本酒やビールのほうが和食と合うでしょ」
白ワインは洋食にしか合わないと思っていませんか?
先に結論をいうと、白ワインは繊細な味わいなので和食と相性抜群なお酒です。
本記事では和食と白ワインのペアリングを楽しむコツやおすすめワインを紹介します。
合わないは誤解!和食と白ワインをペアリングするコツ
白ワインと和食はペアリングのコツを意識すれば、よりいっそう美味しくなります。
白ワインを和食に合わせるコツは、以下の3つです。
- 食事とワインのボディ感を統一する
- 食材や味付けとワインの雰囲気を合わせる
- ワインを薬味や調味料感覚で味わう
食事とワインのボディ感を統一する
和食と白ワインを合わせる場合は、ボディ感を統一するとよいでしょう。ワインのボディとは、「味わいの厚みやコク」をいいます。
出汁や塩で味付けした軽い食事にはライトボディの白ワイン、油や醤油、砂糖を使った重ための食事にはフルボディがおすすめです。
食事と白ワインのボディ感が近ければ、お互いのよさを引き立ててくれます。逆にボディ感が異なると片方の主張が強くなってしまいます。
たとえば、鯛の塩焼きなど味付けが軽く素材の味を楽しむ料理とフルボディの白ワインを合わせると、ワインの主張に負けて鯛のおいしさがかき消されるのです。
どちらのよさも楽しむために、合わせる食事と白ワインのボディ感が近くなるように意識してください。
使用する食材や味付けとワインの雰囲気を合わせる
使用する食材や味付けの雰囲気に合わせて白ワインを選ぶ方法は、初心者の方でも簡単にできます。
たとえば、鶏肉や白身魚を使った料理やだし巻き卵、おでんなどの繊細な味わいの料理には、ナチュラルなワインがおすすめです。ほかにも豆乳鍋などのクリーミーな食事には、まろやかな白ワインがよく合います。
「繊細な食事にはナチュラルな白ワイン」「クリーミーな料理にはまろやかな白ワイン」など、食材や味付けに合わせてワインを選ぶと失敗知らずですよ!
薬味や調味料の役割をワインで補う
白ワインの味わいやアロマには、柑橘類やハーブ、スパイスなどのさまざまなニュアンスが感じられます。やや上級者向けのコツですが、白ワインの味わいやアロマの要素を、和食の調味料やスパイスと見立ててみましょう。
たとえば、柑橘類に似た味わいを持つ白ワインには、スダチやレモンを絞るイメージで焼き魚をペアリングするとよく合います。
ほかにもチキンを合わせるときはハーブチキンをイメージして、ハーブのアロマ香る白ワインを合わせるのもおすすめです。
和食と合わせるときに薬味や調味料の役割をワインで補えば、よりいっそう食事の魅力を引き立てられます。
和食に合う白ワイン用ぶどう品種
和食と白ワインを合わせるときは、白ワインのぶどう品種が重要です。和食と合わせる白ワイン選びに悩んだときは、以下の3つの品種を意識してみてください。
- シャルドネ
- ソーヴィニヨン・ブラン
- リースリング
シャルドネ
シャルドネは癖が少なく、繊細な味わいの和食とよく合います。産地の気候により味わいが大きく変化するので、料理に合わせて生産国を選びましょう。
シャルドネの産地 | 味わい | おすすめ料理 |
---|---|---|
アメリカやアルゼンチン、スペインなど温暖気候 | ふくよか | お肉や濃厚な味わいの料理 |
フランス北部やドイツなど冷涼な気候 | 爽やか | 魚や出汁の風味を生かした繊細な料理 |
どの国のワインを選ぶか迷ったときは、どこよりも国産のシャルドネと合わせるのがおすすめです。国産のシャルドネは和食全般と相性がよく、どんな料理とも寄り添ってくれます。
ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランは、グレープフルーツやレモンを思わせる爽やかな酸とハーブのアロマが魅力的です。
ハーブのようなニュアンスがあるため、ネギや大葉などの薬味を使った料理と相性抜群!グリーンのニュアンスを活かして、山菜料理や筍の土佐煮のような野菜料理と合わせるとおいしく味わえます。
ボディは軽くてキレのある味わいなので、油を使った料理と合わせるのもおすすめです。ワインが口内をさっぱりさせてくれて、から揚げや天ぷらなどの油っこいお料理もたくさん食べられます。
リースリング
リースリングは透明感のある美しい酸と華やかなアロマが魅力的です。
とくに冷涼気候のリースリングはみずみずしく繊細な味わいが特徴で、和食全般と相性抜群です。出汁を生かした繊細な料理や魚介類とよく合います。
冷涼気候のリースリングの上品な味わいは、和食と合わせると料亭でいただくペアリングのようなリッチな気分を味わえます。
煮豚や筑前煮などの濃い味の料理の場合は、果実味が濃厚な温暖気候のリースリングが相性抜群。りんごのような華やかな果実味は、料理にコクを与えうまみが増したように感じられます。
和食に合うぶどう品種を使用したおすすめ白ワイン
和食に合わせる白ワインのぶどう品種は「シャルドネ」「ソーヴィニヨン・ブラン」「リースリング」です。
最後に3つのぶどう品種を使ったおすすめワインをご紹介します。和食と白ワインのペアリングに挑戦してみたくなった方は必見です。
シャブリ ジャック ブルギニョン
画像出典:楽天市場
ブドウ品種 | シャルドネ |
---|---|
原産国 | フランス |
甘辛度 | 辛口 |
おすすめ料理 | 素材を活かした魚系の和食 |
白身魚のお刺身やブリしゃぶなどの素材を活かした魚系の和食に合わせるのであれば、『シャブリ ジャック ブルギニョン』がおすすめ。
シャブリ ジャック ブルギニョンは、フランス・ブルゴーニュ地方のシャブリ村のシャルドネを使用した爽やか系白ワインです。
レモンのようなキレのある酸とミネラル感があります。ワインは冷蔵庫でキンキンに冷やしてさっぱり飲むと美味しいですよ。
魚介類とミネラルのニュアンスは相性抜群なので、魚介系の和食と合わせてどうぞ!
エコ・バランス オーガニック シャルドネ
ブドウ品種 | シャルドネ |
---|---|
原産国 | チリ |
甘辛度 | やや辛口 |
おすすめ料理 | 揚げ物など濃厚な味わいの和食 |
『エコ・バランス オーガニック シャルドネ』は、リーズナブルな価格で購入できるチリ産のシャルドネです。
パイナップルを思わせる濃厚な果実味が魅力で、甘酸っぱいアロマと酸が口いっぱいに広がります。
濃厚な味わいが魅力的なので、和食の中でもパンチの強いお料理がよく合います。チキン南蛮やから揚げなどのお肉を使った和食と合わせるとおいしいですよ。
パスカル ジョリヴェ ソーヴィニヨン・ブラン アティテュード
ブドウ品種 | ソーヴィニヨン・ブラン |
---|---|
原産国 | フランス |
甘辛度 | 辛口 |
おすすめ料理 | 野菜系の和食、揚げ物 |
『パスカル ジョリヴェ ソーヴィニヨン・ブラン アティテュード』は、フランス・ロワール地方のソーヴィニヨン・ブランを使用した辛口白ワインです。
レモンやライムのような爽やかな柑橘類のアロマや果実味を主体に、ハーブを思わせるグリーンのニュアンスも感じられます。
ハーブのようなグリーンのニュアンスがあるので、ささみ梅シソ揚げや薬味たっぷりの揚げ出し豆腐とよく合います。
またおひたしやキンピラゴボウなどの野菜系の副菜とも相性抜群です!
シュロス フォルラーツ ラインガウ リースリング クヴァリテーツヴァイン トロッケン
ブドウ品種 | リースリング |
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原産国 | ドイツ |
甘辛度 | 辛口 |
おすすめ料理 | さんまの塩焼きなどレモンを絞る料理 |
『シュロス フォルラーツ ラインガウ リースリング クヴァリテーツヴァイン トロッケン』は、ドイツの冷涼気候で育った爽やかなリースリングワイン。
レモンやオレンジを思わせる生き生きとした柑橘のアロマと、キレのある酸が特徴です。
柑橘系のニュアンスが強いので、レモンを絞って食べるさんまの塩焼きや白身魚の天ぷらとよく合います。温度が低いとより柑橘の風味が際立つので、冷蔵庫でキンキンに冷やして飲んでみてくださいね!
コノスル リースリング レゼルバ エスペシャル
ブドウ品種 | リースリング |
---|---|
原産国 | チリ |
甘辛度 | 辛口 |
おすすめ料理 | 濃厚な味わいの和食 |
『コノスル リースリング レゼルバ エスペシャル』は、チリの温暖な気候で育ったリースリングワインです。
完熟レモンのような程よい酸とパッションフルーツやオレンジのような華やかな果実味が綺麗に調和した、バランスのよい1本です。
果実味が濃厚なので、チキン南蛮や生姜焼きなどのこってりとした和食のうまみを引き立てるポテンシャルがあります。
こってり系の和食と合わせるときは、ぜひ試してみてくださいね!
まるで夕暮れの空!美しい紫の白ワイン「Purple Reign」
ブドウ品種 | セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ |
---|---|
原産国 | オーストラリア |
甘辛度 | 辛口 |
妖艶な紫色のワイン「Purple Reign(パープルレイン)」は、セミヨンやソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネを使った王道の白ワインです。
グラスに注いでまず感じるのは、爽やかで草原のような香り。フルーティーながらすっきりとした飲み口なので、料理やスイーツと一緒に飲みやすいです。
「紫色って体に悪いのでは?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、Purple Reignは、オーガニック・無添加にとことんこだわったワインです。
紫の秘密は、チョウマメの植物由来の色素。抗酸化作用の高いチョウマメを酸化防止剤の代わりに使用したところ、白ワインが偶然美しい紫色に染まりました。
夕暮れの空のような紫色の美しいワインをお食事と一緒に楽しんでみませんか?
和食と白ワインのペアリングを楽しもう
和食と白ワインは合わせるコツを意識すれば、初心者の方でも気軽にペアリングを楽しめます。
和食と白ワインのペアリングのコツはたったの3つです。
- 食事とワインのボディ感を統一する
- 食材や味付けとワインの雰囲気を合わせる
- ワインを薬味や調味料感覚で味わう
和食と白ワインの組み合わせは普段の食事はもちろん、粋なおもてなしとしても喜ばれるでしょう。ぜひ和食と白ワインのペアリングを試してみてくださいね。