海外だけでなく国内でも話題のヴィーガンワイン。近いものにオーガニックワインがありますが、どういった違いがあるのでしょうか?
今回はヴィーガンワインをオーガニックワインとの違いと共に解説していきます。
ヴィーガンワインとは?
ワインは醸造の最終工程でにごり成分を吸着するために清澄剤を使用します。ゼラチンや卵白などを使うため、ヴィーガン(菜食主義者)は飲めません。
そこで植物性の清澄剤を使用して、ヴィーガンでも飲めるようにしたのがヴィーガンワインです。
ワインに動物性の清澄剤を使っていないワインにはヴィーガン協会認証マークがついているため、ラベルを見るだけでヴィーガンワインだとわかります。
ヴィ―ガンワインとオーガニックワインの違い
オーガニックワインは自然にあるものだけで作られています。しかし「オーガニックワイン=ヴィーガンワイン」とは限りません。
オーガニックワインは化学肥料や農薬、除草剤を使わずに育てられたブドウを使用したワインです。動物性の清澄剤を使用しているワインも多く、全てががヴィーガンワインではありません。
どちらも環境や体にいいことは共通していますが、ヴィーガンが飲めるワインとは限らないのでギフトで贈る際には注意してください。
2,000円未満で買えるおすすめヴィ―ガン認証ワイン3選
ここからは2,000円以下で買えるヴィーガン認証ワインの紹介をしていきます。
ネレマン オーガニック ビオニエ ベルディル
スペイン原産の白ワインです。辛口で柑橘類の苦みや酸味を感じられます。ビールのような苦みも感じられますが、フルーティな仕上がりなのでワイン初心者にもおすすめです。
ヴィーガン認証だけでなく、オーガニック農法で造られた自然派ワインでもあります。
ネレマン オーガニック テンプラニーリョ モナストレル
ネレマンワインの赤ワインです。ミディアムボディに仕上がっており、非常に飲みやすいワインです。
癖もなくスッキリした味わいのこのワインは「赤ワインらしくない」ともいわれており、評価が大きくわかれています。しかし、このワインでしか味わえない後味や控えめな香りが人気を呼んでいます。
テッレ デイ ブース フリッツァンテ ロゼ
北イタリア・ヴェネト州で造られたスパークリングワインで「プロセッコ」とよばれています。シャンパンよりも甘口でよりフルーティな仕上がりになっています。
赤と白のいいとこどりともいえるロゼスパークリングで、イチゴやラズベリーの風味が華やかな味わい。
アルコール度数も11度前後でスッキリしているので、食前酒としても楽しめる点が魅力的です。
オーガニック・無添加にこだわり尽くした赤ワイン「Free Reign」
2024年10月、世界初の紫色の白ワイン「Purple Reign(パープルレイン)」の醸造所から待望の新作、赤ワイン「Free Reign(フリーレイン)」がリリースされました。
Free Reignは、「健康志向の高い妻でも安心して飲めるワインを造りたい」という生産者の熱い思いによって生まれた赤ワイン。
有機肥料で育てられたぶどうや植物由来の抗酸化物質を使用するなど、オーガニック・無添加へのこだわりが素晴らしいです。
また、妻への愛から生まれた赤ワインFree Reignは、妥協しない素材選定と製法によってハイクオリティな赤ワインを実現しています。
使用品種は、スパイシーで濃厚な果実味が特徴のシラーズと、力強い酸味と渋みがあり深い味わいのカベルネ・ソーヴィニョン。
大切に育てられたぶどうは、一つずつ手摘みされます。果実は皮ごと発酵させた後、シャンパーニュ地方でも採用されている伝統的な方法で果汁を絞り、Free Reignとなるのです。
丁寧に仕上げられたFree Reignの味わいは、フレッシュなベリーを凝縮したような濃厚な果実味とスパイシーさが特徴です。絶妙なバランスの酸とタンニンが果実味を見事にバックアップしています。
Free Reignは、生産者のこだわりが詰まったワインのため、残念ながら一度に多くの生産ができません。
初回輸入はたった500本。
次回の入荷は未定ですので、この機会をぜひお見逃しなく。
まとめ
ヴィーガンワインはワインを飲みたいヴィ―ガンの人のために動物性の清澄剤をしていないワインです。
普通のワインとはちょっと違う味わいで、飲み比べするのも楽しいでしょう。ヴィーガンでない人でもぜひ飲んでみてください。