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成人式は18歳?お酒は飲める?成年年齢の引き下げで変わったこととは?
成年年齢が18歳になり、成人式の対象年齢やお酒が飲めるのか気になっていると思います。成人式は自治体の判断ですが現状では20歳のままが一般的で、お酒は20歳からのままです。
他にも18歳でできるようになったことや、20歳にならないとできないことがあります。何が変わったのか詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
成人式は20歳で行う市町村が大半
成人式の対象年齢は各自治体の判断で決まります。
成年年齢が18歳に引き下げられましたが、成人式は20歳で行う意向の自治体が大半です。
法務省による2022年4月「成年年齢引下げ後の成人式の実施に関する調査」では、回答した1176の自治体の中で8割以上の自治体が20歳で成人式を行うと回答しています。
今まで通り20歳に開催する主な理由は、成人式が18歳の1月だと受験と重なり負担になるためです。
18歳ではお酒を飲んではいけない
お酒が飲める年齢は20歳以上です。未成年飲酒禁止法により、満20歳未満の飲酒は禁止されています。
18歳は成年なので未成年ではありません。ただし未成年飲酒禁止法の内容は変わっていませんので注意しましょう。
たばこも同様で未成年者喫煙禁止法という名称ですが、満20歳未満がたばこを吸うことを禁じています。
お酒とたばこの年齢制限は健康面への影響や非行防止、青少年保護の観点により現状維持のままです。
18歳からできること・できないこと一覧
【18歳からできること】
- 保護者の同意がなくても契約できる※
- 10年有効のパスポートを取得する
- 公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取る
- 結婚(女性は16歳以上から18歳以上に引き上げ)
- 性同一性障害の人が性別の取扱いの変更審判を受けられる
※クレジットカードの作成やローンを組む、携帯電話の契約、一人暮らしの部屋を借りるなど
【20歳にならないとできないこと】
- 飲酒をする
- 喫煙をする
- 競馬、競輪、オートレース、
- 競艇の投票券(馬券など)を買う
- 養子を迎える
- 大型・中型自動車運転免許の取得
成年年齢を18歳に引き下げた理由は、法律的に自立した大人とみなしてよいと考えられたからです。おもに判断力が重要となる契約や責任が伴う内容が、18歳からできるようになっています。
健康面のリスクや中毒性のある内容は、20歳にならないとできません。社会的な自立と健康への影響は異なるためです。
民法の定める「成年年齢」とは?
民法の定める成年年齢とは、単独で契約を締結できる年齢を指します。
また親の決定に従う義務がなくなる年齢でもあり、明治29年(1896年)に制定されて以来20歳と定められてきました。
成年年齢は2022年4月から18歳に引き下げ
平成30年(2018年)6月13日、民法の成年年齢を20歳から18歳に引き下げること等を内容とする民法の一部を改正する法律が成立しました。令和4年(2022年)4月1日から施行されています。
成年年齢が18歳になっても変わらない?
18歳になれば、親の同意なしでの契約や国家資格の登録が可能になります。お酒やたばこ、公営ギャンブルなどは従来通り20歳からです。
18歳からできるようになったことが限定的な部分なので、実生活において変化を感じる場面は少ないかもしれません。
ただし新たな法的な権利や社会的な責任を与えられたことは事実です。18歳は社会的に自立したとみなされていることを意識しましょう。
20歳になったら飲みたいお酒|Purple Reign(パープルレイン)
パープルレインは美しい紫色をしています。他のワインとは違って、大人の色気を感じるロマンチックな白ワインです。
ワインは気品の高さや大人の魅力を感じるお酒です。ぜひ20歳になった記念はパープルレインでお祝いしましょう!
まとめ
成年年齢が18歳になり、親の同意がなく契約できたり国家資格を取得できたりします。ただし成人式は20歳で開催されるのが一般的です。
またお酒も20歳以上にならないと飲めませんので、18歳でできることとできないことはしっかりと把握しましょう。
18歳で法的な権利を与えられるのと同時に、社会的な責任を伴います。契約などでトラブルにならないように、気を引き締めて判断することが大切です。