白ワインを開栓したのに残してしまった、捨てたことがあるという方はいませんか?ワインは開封後も保存することが可能です。
今回は、開栓後の白ワインの保存方法と、開栓後の白ワインの賞味期限、残ってしまった白ワインの利用方法も紹介していきます。
白ワインを開封後の賞味期限は?
白ワインには、消費期限はないです。しかし開栓後は酸化して風味が落ちてしまうので、できるだけ早めに飲み切るべきです。つまり消費期限はないけど、美味しく飲める「賞味期限」はあるといえます。
白ワインは開栓後ちゃんと保存すれば、辛口タイプは2〜3日程度、甘口タイプは1週間程度、極甘口は、1ヶ月程度は持ちます。甘いものほど、賞味期限が長くなると覚えておくといいでしょう。
また白のスパークリングワインは専用のストッパーなどを使用して保存し、次の日には飲み切るのがベストです。
白ワインの開栓後の保存方法
ここでは、白ワインの開栓後の保存方法を紹介していきます。ワインを飲み残してしまった時には、ぜひ試してみてくださいね。
保存法①開封後は冷蔵庫で保管
一度開栓してしまった白ワインは、常温で置いておくと傷みやすいです。特に夏の室温の中に放置すると、たいてい次の日には飲めなくなってしまいます。
冷蔵庫で保管するときは、以下の2つに気をつけましょう。
- 野菜室に保管する
- コルク栓の場合は匂いの強いものの近くは避ける
ワインを保存する温度は、13〜15度程度です。野菜室なら温度と湿度が高めで温度が一定に保てるので、理想的な保存空間を確保できます。
またコルク栓は通気性がいいです。匂いの強いものの近くにワインを保管すると、ワインに匂いが移ってしまう恐れがあります。
栓をして冷蔵庫に入れておくだけで、数日は問題なく飲むことができるはずです。
保存法②コルクやスクリューキャップを使う
空気を遮断するために、開栓した際に使用していたコルクを再び使用します。開栓後に再び栓をする際には、ワインに接していなかった部分を下にして注ぎ口に入れて栓をするのがポイントです。
より清潔に保つためには、コルクにラップを巻いて栓をするといいでしょう。
また、スクリューキャップは手軽に開け閉め可能です。あらかじめ残ることがわかっているときは、スクリューキャップのワインを選んでおくと保存を簡単に済ませられます。
保存法③ワインを小さな瓶に入れ替える
瓶の中にある空気の量を減らせればワインが酸素に触れにくくなるので、酸化の速度をゆっくりにできます。
飲み残したワインが余計な空気に触れないように、ギリギリ入る瓶に移し替えて冷蔵庫に保管しましょう。こうすれば風味を損なわずに楽しむことができます。
ただしまったく酸化しないといわけではないので、早めに飲みきるようにしてください。
保存法④便利グッズ真空ポンプを利用する
飲み切れなかったワインを1週間程度飲む予定がない場合は、真空ポンプを使用して保存するのがおすすめです。
ワインボトルにストッパーで栓をして、T字の部分を手動で上下に引っ張るだけでボトル内の空気を抜いてくれます。完全に真空にするのは難しいですが、1週間以上は問題なく保管することが可能です。
味の落ちたワインの活用法2選
すっかり味の落ちたワインでも、もったいないなくて捨てるのを躊躇してしまうことがありますよね。ここでは、簡単にできる活用方法を2つご紹介します。
あなたの「もったいない」がSDGSにも繋がるかもしれません。
サングリアやカクテルにする
風味が落ちたワインの活用方法でおすすめなのが、サングリアです。サングリアとは「ワインにフルーツを入れて作るワインカクテル」のことで、白ワインの酸味とフルーツの甘みが同時に楽しめます。
フルーツをカットするのが大変という方は、フルーツ缶を使用するのもいいでしょう。
また、白ワインを炭酸やジュース、リキュール、ビールで割って作るカクテルも風味が落ちたワインの活用におすすめです。少し手間を加えるだけで、違う味が楽しめるので試してみてくださいね。
ワイン風呂・ワイン洗顔にチャレンジ
ワインの成分にはビタミンやポリフェノールなど様々なものが含まれており、湯船に入れるだけで血行促進や冷え性、肩こり、保湿効果を高めてくれる効果があります。白ワインは肌に潤いを与えてくれるので、乾燥肌の方に特におすすめです。
またそれほど量が余っていないという場合には、ワイン洗顔にチャレンジしてみましょう。ワインは古い角質をケアしてくれるので、ごわごわを取り除き潤いのあるお肌に導いてくれるはずです。
まとめ
白ワインは開栓後も保存可能ですが、できるだけ早めに飲み切るのが美味しく味わう方法です。今回ご紹介した保存方法や活用方法を参考にしながら、残ってしまったワインも捨てずに楽しんでください。