大人っぽい雰囲気が魅力的なワイン。憧れで実際に試してみたけれど、「まったく美味しく感じられなかった」という経験はありませんか?
じつは初心者がワインを美味しくないと思うのには、理由があります。今回は克服方法や苦手なワインを美味しく飲むためのアレンジ方法を紹介します。
ワインを美味しいと思えないのはおかしいのか?
ワインを初めて飲んだけれど「まったく美味しくなかった」、「ワインの美味しさがわからない」と感じるのは、おかしなことではありません。
好みは人により異なるため、ワインが苦手な方がいるのも当然のことです。しかしワインは味わいのバリエーションが豊富なので、数回飲んで苦手と判断するのはまだ早いかもしれません。
もし最初に飲むワインがあの時と違うものだったら、今頃ワインの虜になっていたかもしれませんよ!
初心者がワインを美味しいと思えない理由
ワインに挑戦してみようといざ飲んでみると、「渋みがありざらざらしていて美味しくない」、「酸っぱすぎて飲めない」という経験をしたことはありませんか?
ワインを美味しく飲めない理由は、主に2つの原因があります。ワイン自体がよくない場合と、自分の好みの不一致や経験不足など自分自身が要因の場合です。
好みではないものを選んでしまった
もし飲んだワインが酸っぱい・渋いなどの理由でまずいと感じた場合は、自分の好みの味わいにまだ出会えていないだけかもしれません。
ワインの味わいは非常にバリエーションが豊富です。渋いワインやフルーティーなワイン、甘口、すっきりなどいろんな味わいがあります。
もし数回飲んだだけでワインが美味しくないと感じたのなら、まだ嫌いと考えるのはもったいないことです。
ワインの味に慣れていない
食用として食べるぶどうとは違い、ワインは渋みや酸味をともなう甘くないものが大半を占めます。
ぶどうを使ったお酒なのでリキュールのように甘いお酒を連想する方も多く、辛口ワインを始めて飲み驚くワイン初心者の方も多いです。
ワインの渋みやコク、複雑味など特有の風味は、最初は飲みなれていないと苦手だと感じる方も多くいらっしゃいます。
ワインが飲み頃を迎えていない
「渋みが強く舌がざらざらと感じる」、「香りや風味があまり感じられない」などの理由でワインが美味しく感じられない場合は、まだ飲み頃を迎えていない可能性があります。
ワインは早飲みタイプと熟成タイプのものがあります。熟成タイプの場合は若いうちに飲むと香りや風味が弱く、赤ワインの場合はざらっとした渋みがともないます。
もしかするとワインを飲み頃を迎えていない状態で飲んでしまったため、美味しく感じられなかったのかもしれません。
欠陥のあるワインにあたってしまった
もしかすると美味しくないと感じた理由は、運悪く欠陥のあるワインだったのかもしれません。
ワインは微生物の働きや輸送・保管時の環境などにより、欠陥のあるワインになってしまうこともあります。欠陥のあるワインは腐敗臭やカビのような香りがするため、当然美味しくありません。
品質管理などによるミスもありますが、コルク栓のコンディションにより欠陥が生じるケースもあります。どんな偉大な醸造家でも、100%欠陥を無くすことは不可能です。
欠陥があるワインを購入してしまった場合は、店舗によっては交換対応してくれる場合もあります。購入店舗に直接問い合わせしてみるとよいでしょう。
ワインが苦手を克服する方法
これまではワインが美味しくないと感じる理由について紹介しました。
ワインの香りや風味をあまり感じないと思った場合は、飲み頃を迎えていない可能性があります。開栓後に一晩寝かせて飲むと、香りが豊かになっていることがあるので試してみてください。
美味しくないと感じた理由が飲みなれていないのであれば、まずは渋みや酸味が少ない辛口ワインや甘口ワインからスタートすることをおすすめします。
購入時は可能であれば、ワイン専門店のスタッフや詳しい知人に選んでもらいましょう。
苦手だと感じたところや味わいの好みを伝えると、苦手要素を避けて好みに近いワイン選んでもらえるはずです。今度こそ自分好みの絶品ワインに、出会えるかもしれませんよ!
苦手なワインを美味しく飲むアレンジ方法
購入したワインの味わいが好みに合わなかった場合に、無理に飲み切る必要はありません。
ワインは料理酒として利用できるほか、サングリアやカクテルとしても楽しめます。おすすめのワインカクテルは下記の通りです。
オペレーター:白ワインとジンジャーエールを5対5で割って軽くステアする
カリモーチョ:赤ワインとコーラを5対5で割って軽くステアする
ほかにもワインのカクテルはたくさんあります。苦手なワインはサングリアやカクテルにして、美味しく無理なく飲み切ってしまいましょう!
おわりに
今回は「ワインが美味しいと感じられない」、「苦手なワインの消費方法に困っている」という方に向けて、克服方法やアレンジ方法を紹介しました。
まずは飲みやすいワインから挑戦して、慣れることから始めてみましょう。味わいや風味に慣れていろんな味わいに出会えば、ワインの奥深さや楽しさに目覚めるかもしれませんよ!