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ワインとウィスキーの違いとは?それぞれの特徴や楽しみ方を紹介

2024年2月14日

豆知識

酒と一括りにまとめても非常に種類豊富で、「何が違うのか」「どんな味わいなのか」いまいちイメージがつかないとお困りではないでしょうか?

今回はお酒を嗜みはじめたら一度は試してみたい憧れのお酒、ワインとウィスキーの違いや特徴、楽しみ方についてを紹介します。

ワインの特徴

ワイン

ワインは果実酒に分類されている、ぶどうを使用した醸造酒を意味します。ワインはぶどう果汁100%で醸造するため、ぶどうの質が味わいに大きく反映するユニークなお酒です。

ぶどうの質が味わいに直結するため、ぶどう畑のグレードにより価格が大きく左右されます。

ワインは食欲促進効果もあり、お食事と共に楽しめるフードライクなお酒。赤や白、ロゼ、泡とバラエティーに富み、甘口~辛口と幅広い味わいが楽しめるところも非常に魅力的です。

ウィスキーの特徴

ウィスキー

ウィスキーは穀物を原料にし木樽で熟成した、蒸留酒のひとつ。蒸留酒は酒を蒸発させ発生したアルコールの蒸気を冷やし再び液体化させた、非常にアルコール度数が高いお酒です。

アルコール度数が高く味わいも濃厚なウィスキーは、そのまま飲んだりカクテルにしたりとさまざまな楽しみ方ができます。

食中酒の場合はアルコール度数が高いためハイボールや水割りで楽しまれることが多く、食後酒やお酒単体でじっくり楽しみたいシーンではストレートやロックでの楽しみ方が人気です。

気になるワインとウィスキーの違い

ワインとウィスキー

ワインは醸造酒、ウィスキーは蒸留酒で製法が異なり、原材料の違いも明らかになりました。

製法や原料が違うといえど、実際にはどのような違いが出るのでしょうか?ここでは、ワインとウィスキーの違いをご紹介します。

アルコール度数が高いのはどっち?

アルコール度数が高いのはウィスキーです。

銘柄により異なりますが、ワインのアルコール度数は約12~14%、ウィスキーは約40~43%程度です。つまりウィスキーのアルコール度数はワインの約3倍以上と、とても高いことが分かります。

ウィスキーはストレートでも楽しめますが、飲み慣れていない方は酩酊または泥酔状態になる危険性があります。最初は水や炭酸で割り、自分の酒力を見極めて適正なアルコール度数で楽しみましょう。

健康によいのはどっち?

「赤ワインは健康によい」という話を聞いたことはありませんか?お酒といえど果実の栄養素を含むワインが健康によいのは事実です。

実はウィスキーも健康面でメリットがあるお酒のひとつ。それぞれの健康面でのメリットは下記のとおりです。

ウィスキー・糖質ゼロでプリン体がほぼない
・尿酸値濃度を下げる働きがある
・ポリフェノール酸による抗酸化作用の効果がある
ワイン・ポリフェノールが豊富で抗酸化作用や美肌効果、ダイエット効果がある
・コレステロール値を下げる働きをもち、心臓病のリスクの軽減効果がある
・ペプチドが脳の働きを助け、認知症やアルツハイマー病の発症リスクを軽減する

それぞれに素晴らしいメリットがあり、どちらが健康によいかは断言できません。

もちろん、どちらのお酒も飲むだけで健康にはならないでしょう。むしろ飲みすぎは健康被害のデメリットがあるので、飲酒の際は自身の体質に合った適量を守るようにしましょう。

健康面でのメリットは参考程度にとどめ、お酒以外の食事やおつまみからも栄養を摂取するようにしてくださいね。

太りやすいのはどっち?

銘柄により変化しますが、ワインとウィスキーのカロリー目安は下記のとおりです。

ウィスキー100mlあたり約223kcal程度
ワイン100mlあたり約70kcal程度

1杯あたりの摂取量の目安はウィスキーが40ml程度、ワインが100ml程度です。一見ウィスキーのカロリーのほうが高く見えますが、一杯あたりのカロリー摂取量はワインと大きく変わりません。

またワインとウィスキーはどちらも、一般的に“太りにくいお酒”といわれています。

しかしワインは食欲促進効果があるため、ウィスキーと比べると太りやすいです。ワインに合わせるおつまみは、カロリーを意識するとよいでしょう。

ワインとウィスキーの共通点

これまではワインとウィスキーの違いを紹介しました。それでは、ワインとウィスキーには共通点はあるのでしょうか?

ここではワインとウィスキーの共通点について紹介します。

樽で熟成させる

熟成

ウィスキーとワインは、樽熟成という製法に共通点があります。

ウィスキーは樽熟成が必要不可欠。ウィスキーが琥珀色をしているのは、樽で熟成するときに樽の色素がお酒に移り現れたからなのです。

ワインは全ての銘柄で樽熟成するわけではありません。しかし樽熟成は一般的な醸造方法で、多くのワインが樽熟成により深みのある美味しいお酒になります。

熟成により香りや味わいが変化することがある

テイスティング

ビールや日本酒は一般的になるべく早めに飲む方が美味しく、熟成という概念がありません。しかしワインやウィスキーは、瓶の中で熟成させると香りや味わいが変化します。

ワインやウィスキーの愛好家はお酒を購入した後、すぐ飲まずセラーなどで管理し熟成させて楽しむ方も多いです。熟成させるという点で、ワインとウィスキーは共通の楽しみ方があります。

希少銘柄はプレミア価格がつくことも

ワイン

手ごろな価格で手に入るワインやウィスキーはたくさんあります。

しかし生産量の少ない希少銘柄では、驚くようなプレミア価格がつく場合も。入手困難なお酒が存在するというロマンも、ワインやウィスキーの共通の楽しみのひとつです。

ワインやウィスキーは1本あたり、100万円以上のプレミア価格がつくお酒も少なくありません。入手も困難なため、オークションや抽選販売などにかけられる大人気銘柄もあります。

国産ワインや国産ウィスキーの人気が急上昇中!?

現在は国産ワインやウィスキーの評価が高くなり、国内外でも人気が急上昇中です。

特にウィスキーは海外での需要が高く、一部の国産ウィスキーは日本にいても入手困難な商品が増えています。価格も定価以上の価格で売られている場合があるので、購入の際は注意が必要です。

国産ワインはウィスキーほど世界的に流通しているわけではありませんが、国際コンクールで受賞するワインも増えました。国内では国産ワインに注目する方が増え、日本のワイナリー数も増加傾向です。

初心者の方におすすめの国産ワイン

海外には魅力的なワインがたくさん存在しますが、国産ワインも日本らしい魅力を感じられる素晴らしいワインがたくさんあります。

ここでは初心者の方でも飲みやすいおすすめの国産ワインを紹介します。

シャトーメルシャン 玉諸 甲州 きいろ香

シャトーメルシャン 玉諸 甲州 きいろ香
画像出典:楽天市場

日本を代表する大手ワインメーカーの”シャトー・メルシャン”は、日本初の民間で設立されたワイン会社です。

日本ワインの発展に大きく貢献した老舗ワイナリーで、メルシャンのワインはスーパなどでも手軽に入手できます。

こちらの『玉諸 甲州 きいろ香』は、日本を代表するぶどう品種である”甲州”を使用しています。まさに王道の国産ワインといえるため、はじめて日本ワインに挑戦したい方にまず飲んで欲しい1本です。

味わいは爽やかで柚子やカボスのような和柑橘のニュアンスを感じる、日本の気候風土が反映された趣深さが魅力的。お刺身や寿司、てんぷらなどの和食料理との相性抜群です!

都農ワイン キャンベルアーリー ロゼ

都農ワイン キャンベルアーリー ロゼ
画像出典:楽天市場

宮崎県・都農ワインの『キャンベルアーリー ロゼ』は、”アジアで最もお買い得なワイン”という品評会で2年連続1位を獲得した、世界的にも注目を浴びている人気の国産ワイン。

キャンベルアーリーという果実味豊かな黒ぶどうで仕立てた、フレッシュな味わいのロゼワインです。

もぎたての苺を頬張ったようなジューシーな果実味と甘酸っぱい味わいが魅力で、ワイン初心者でも飲みやすい親しみやすさがあります。

ソラリス 山梨 マスカット ベーリーA

ソラリス 山梨
画像出典:楽天市場

1962年に設立した”マンズワイン”は、日本ワインの普及がまだ進んでいない時代に醤油メーカーの“キッコーマン”が始めたワイナリーです。

マンズワインではたくさんのワインを醸造しており、なかでも”ソラリスシリーズ”は数多くの品評会で受賞した代表作です。

『ソラリス 山梨 マスカット ベーリーA』は、ミディアムボディの飲みやすい味わいが魅力的。凝縮感のあるベリーのニュアンスに、白檀や檜を想わせる和のエッセンスが調和した上品な赤ワインです。

初心者の方におすすめの国産ウィスキー

ウィスキーといえばバーボンやスコッチなど、海外のイメージが強いかもしれません。しかし日本でも上質なウィスキーが生産され、国内外でも人気のある日本が誇れるお酒のひとつです。

海外でも人気の国産ウィスキーは入手困難な品も多く、上級者向けのお酒が多いです。ここでは入手しやすく価格が安定している、初心者にもおすすめの国産ウィスキーを紹介します。

トリス クラシック

サントリー トリス クラシック
画像出典:楽天市場

『トリス クラシック』は、日本の飲料メーカー“サントリー”が製造している大衆向けの国産ウィスキーです。

ウィスキーを普段飲まない方も、居酒屋などでハイボールとして提供されているのを目にしたことがあるのではないでしょうか?

カジュアルに楽しめるウィスキーで、ハイボールやコーラと割って飲むなど楽しみ方は無限大。初心者にまず試して欲しい、親しみやすさが魅力の国産ウィスキーです。

知多

サントリー 知多
画像出典:楽天市場

『知多』は、“サントリー”が製造する国産ウィスキーです。先ほど紹介した『トリス クラシック』と比べるとやや高価で、風味や味わいをじっくり楽しめる本格的さが魅力的。

知多は”風薫るハイボール”というキャッチコピーで販売されており、ハイボールで楽しむことを推奨しています。”風薫る”のイメージ通り、爽やかで飲みやすく初心者の方にもおすすめです。

和素材と相性がよく、ハイボールにカボスや紫蘇、山椒の葉などを入れて風味づけしても美味しいですよ!

イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル ワールド ブレンデッドウイスキー

イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル ワールド ブレンデッドウイスキー

画像出典:楽天市場

『イチローズ モルト&グレーン ホワイトラベル ワールド ブレンデッドウイスキー』は、人気のある有名なウィスキーながら価格が安定し手に入りやすいです。

味わいは柑橘を想わせる爽やかな味わいで、余韻にほんのり木樽の香りが感じられます。驚くほど飲みやすく、ウィスキーの力強い味わいが苦手な方にもぜひお試しいただきたい1本です!

ストレートやロックでじっくり楽しむのがおすすめですよ。

ストレート以外で楽しむおすすめの楽しみ方

ワインやウィスキーはストレートで楽しむのが一般的です。しかしストレート以外にも、いろいろな楽しみ方法が存在します。

ここではワインやウィスキーのおすすめの楽しみ方を紹介します。

氷を入れて楽しむ

ロック

氷を入れて楽しむことを“オン・ザ・ロック”といい、一般的にウィスキーやリキュールなどの酒類で楽しまれる方法です。

キンキンの冷たい状態でお酒を楽しめ、時間の経過により味わいの変化を楽しめるところが魅力的。

以前はワインに氷を入れて楽しむ方法は邪道なイメージがありましたが、オンザロックでワインを飲むのも美味しいですよ。

現在はワインの生産者が、オン・ザ・ロックで楽しむことを推奨したワインを販売することも増えました。

トワイスアップで楽しむ

トワイスアップ

“トワイスアップ”はウィスキーの楽しみ方のひとつです。常温のウィスキーに水を注いだものをトワイスアップといいます。

ウィスキーと水の割合は特に決まっていないため、お好みの濃さに割ってお楽しみください。最初は濃くしすぎず、ウィスキー1に対して水が2程度から試すのがおすすめです。

トワイスアップは冷やさず常温で楽しむため、水割りに比べウィスキーの香りや風味が引き立ちます。

リーズナブルな大衆向けのウィスキーでの飲み方というよりは、風味や香りを楽しむ上質なウィスキーで好まれる楽しみ方です。ちょっといいウィスキーを購入したら、ぜひお試しください!

カクテルにして楽しむ

カクテル

ワインやウィスキーは、ビールやチューハイに比べてアルコール度数が高いです。お酒が強いと感じる方や味わいが好みでない方は、カクテルにして楽しむ方法もおすすめです。

ワインやウィスキーを使用した、簡単カクテルを紹介します。混ぜるだけの簡単なレシピなので、ぜひ試してみてくださいね!

ウィスキーを使用したカクテル・ハイボール:ウィスキーの炭酸割り
・カウボーイ:ウィスキーの牛乳割り
・ボイラーメーカー:ウィスキ1に対しビール3で割る
ワインを使用したカクテル・キティ:赤ワイン1に対しジンジャーエール1で割る
・カリモーチョ:赤ワイン1に対しコーラ1で割る
・オペレーター:白ワイン1に対しジンジャーエール1で割る

おわりに

お酒

今回はワインとウィスキーの違いやそれぞれの特徴、楽しみ方を紹介しました。ワインとウィスキーは共通点もたくさんあり、それぞれの魅力がたくさん詰まった素晴らしいお酒です。

ここまで紹介したワインやウィスキーの特徴や楽しみ方を参考に、それぞれのお酒を存分に楽しんでくださいね!

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